うちには一人息子がいます。
結婚して8年後にやっとできたその息子は、現在小学4年生(10歳)です。
2018年9月21日の日記
今日は息子が昼で帰ってくる。
先生たちの会議でもあるのだろう、4時限で授業が終わる日がたまにある。
私は昼で仕事を終わらせ、明日のお弁当の材料を買いにスーパーへ走り、息子が小学校から帰ってくるのをワクワクしながら待っていた。
毎日、宿題や習い事に追われ、なかなかゆっくり遊べない今どきの小学生。
そもそも外で遊ぼうにも、やれ公園でのボール遊びは禁止!とか、公園で大きな声を出してはいけない!とか、やたらとめんどくさい世の中。
そのくせ、「最近の子供たちはゲームばかりして…」とか言ってくる。
おまえらが子供たちを公園から追い出したんじゃないか!
ふぅ。
…そんなことは今はどうでもいい。
今日は息子と何して遊ぼう?
Wiiで卓球?丸太飛びゲーム?
それとも、Youtube見ながらダンスの練習でもする?
終わりは突然やってくる
そうこうしているうちに、息子が元気いっぱい学校から帰ってきた。
時には、目に涙を浮かべて帰ってくることもある。
お兄ちゃんに意地悪されたとか、友達と仲良くできなかったとか。
最近では、先生のこと、宿題のこと、ちょっとめんどくさい理由も増えてきた。
でも今日は違う!
いつも以上に元気いっぱい!
「ただいまー!」
そんな息子の元気な声を聞くと、こっちまで嬉しくなる。
・・・
「今日〇〇くんと遊ぶけん!」
「行ってきまーす!」
「5時には帰ってくるけんねー」
楽しい時間は思うより短い
わかっていたんです。
いつかは親といるより、友達といるほうが楽しくなる日が来ることは。
もちろんそれは嬉しいことだし、願っていたことでもあります。
でも、
でも、
涙が止まらない。
なんで昨日、「ちょっと今ご飯の準備が忙しいから、今は遊べない」とか言っちゃったんだろう。
どうしてあのとき、もっと一緒に遊ばなかったんだろう。
どうしてあのとき、家事や仕事を優先させたんだろう。
どうしてあのとき…
「あのとき」の息子の涙が思い出されます。
今泣いているのは私なのに。
今からでも遅くない
子供の成長は、本当にあっという間です。
息子がまだ幼い頃、我が家は今よりもっとお金も時間もなくて、余裕がありませんでした。
少しでも安い食材で、でも息子には良い食材で、出来合いのものなんて買わないで…と、気持ちまでいっぱいいっぱいでした。
でも、がんばらなくてよかったんです。
少々部屋が散らかっていても、カレーが10日続いても、いいんです。
「時間はお金で買えない」とよく言いますが、お金なんて最低限あればいい。
それよりも、今、この時間を子供と過ごすことのほうが、どれだけ私にとって価値がある時間なのか。
子供の成長は待ってくれません。
この年齢のこの時間は今しかないんです。
「ママ~! いっしょに あそぼ!」
そう言ってもらえる限られた時を大事にしたいですね。