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田舎で消耗したい?昭和のルールと病院のシステム(田舎の暮らし)

いつまで待たせねん

人気の病院って待ちますよね。

しんどいときや、痛いときに長時間待つのは本当にツライです。

 

 

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田舎の病院にプライバシーはない

最近できたばかりの病院や、大病院は名前でなく番号で呼ばれることもありますが、私が住んでいる地域の9割以上の病院では名前(フルネーム)で呼ばれます。

私は名前を呼ばれることについてはまったく気にならないのですが(肛門科では名前で呼んでほしくなかったけどね⇒この記事)、診察を受けているところが丸見えだったり、診察内容が丸聞こえなのはちょっとどうかなぁ。と思います。

 

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ある耳鼻科の話

私の住んでいる地域では、耳鼻咽喉科医院が3院ほどありますが、ちょっと複雑な治療(鼓膜に穴をあけて管を入れて膿みを出すとか)をするなら、選択の余地はありません。

私は、そこまでの症状にならない(鼻炎・副鼻腔炎程度)ので他の耳鼻科へ行きますが、息子は何かと重度の中耳炎になるので、一番人気の耳鼻科へ行きます。

そこは、

  1. 診察券or保険証を指定のボックスに入れる
  2. 待合室で待つ
  3. 名前が呼ばれる「○○さん予診窓口までおこしください」
  4. 予診窓口で症状を伝える
  5. 待合室で待つ
  6. 名前が呼ばれる「○○さん中待合でお待ちください」
  7. 中待合室で待つ
  8. 名前が呼ばれる「○○さん」
  9. 診察室に入る
  10. 診察室内で待つ
  11. 名前が呼ばれる「○○さん」
  12. 診察を受ける
  13. 処置
  14. 待合室へ戻る

という流れです。

待合室が狭いので、立って待つ人や、外で待つ人も多いのですが、最初の予診窓口で名前を呼ばれた時に、トイレに行っていたり、ちょっと席を外していたりして気づかなかった場合、昼まで待っても予診窓口にすら呼ばれなくなります。

広い診察室へは一度に2~3組(2人の先生×2~3人の患者さん)が呼ばれます。

そして、診察を受けている人を見ながら待ちます。

もちろん、診察内容もはっきり聞こえます。

⇓診察室⇓

診察室の絵

さらに、その後の処置(鼻の穴に何かを突っこんだ状態で、中に蒸気の薬みたいなのをしばらく入れる)をしている人たちも丸見えです。

うーと

年頃の女の子や、自分の症状や病気を他人に知られたくない人には不向きです。

都会から津山に引っ越してきた人たちは、この田舎独自?の方法に衝撃を受けて、「耳鼻科だけは実家で行く」という人もいるほど。
※最近、ネット予約ができる耳鼻科ができました

 

驚きのアナログな予約方法

なんで2回も行かなあかんねん

その耳鼻科の予約方法は、前日の16:45に病院前に出される紙に名前を書くという方法です。

電話・ネット・診察後の窓口予約は受け付けていません。

毎週通う場合も、診察後に次回の予約はできません。

予約をするには前日に並ぶしかないのです!

 

そして、この名前を書くために病院の外に並びます。

私が16:10(つまり35分前)に並んだ日(平日)は、一番前の人は15時から並んでいたそうです。

先頭から数人は屋根があるところに並べますが(ベンチがあるので先頭から3人くらいは座れる)、それ以外の人は雨が降ろうと雪が降ろうと外で立って待ちます。

ちなみに、35分前に並んだときは先頭から10番目ほどで、予約できたのは翌日の19番目でした。

そう。

1人で全家族の名前を書いてもいいので、10番目に並んでも10番をゲットできるわけではありません。

この名前を書くシステムがあまりにアホらしすぎて、名前を書かないで病院へ10時前に行ったら、終わったのは13時を過ぎていました。

しかし、前日に並んで名前を書いた日(予約した日)は、

  • 8時30分:病院着
  • 8時52分:予診窓口
  • 9時 8分:中待合室
  • 9時14分:診察室
  • 9時24分:診察

と、名前を書かなかった場合3時間以上かかるところ、1時間で終わらすことができました。

うーと

といっても、前日に病院へ往復した時間・並んだ時間を考えると、1時間ちょっとの差かな…。

※日によって状況が違うのであくまで概算です

 

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田舎について

もう疲れたわ

この病院は子供とお年寄りに人気のため、回転をよくするために考えた方法だと思うのですが、時代と逆行しているなぁと思います。

家族にヒマなお年寄りがいる場合は前日に並んでもらえますが、共働きの家庭だと子供が中耳炎になったからといって、そうそう気軽に病院へ行けないんです。

子供って突然「耳が痛い(中耳炎の場合)」って泣きだすじゃないですか。

そして、突然この病院を訪れると親子で半日は潰れます。

さらにその後何度も通わないといけないのに、通院の度に毎回半日潰れるのです。

 

でも、こういうことを言うと、

「昔からこのやり方なんだから、イヤなら他へ行けばいい」

と言われます。

お年寄りが言うのならまだしも、比較的若い人たちからも言われます。

田舎ってそういうところがまだまだあるんです。

「新しいことを受け付けない」< 「自分たちが進んできた道だけが正しい」

「よそ者の意見は排除」

・・・もちろんそんな人たちばかりではないですけどね。

うーと

さぁ。今日も16時には並びに行かないと…。

 

※やっと市内にいい耳鼻科ができました!(ネット予約OK、フリーWi-Fiあり、キレイで広い待合室・・・これで前日のムダな時間がなくなります)

 

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田舎が大変な理由はいろいろあります。

もちろん田舎での成功例もあります。

 

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