このマークをご存知でしょうか?
これは、駐車場やトイレなどで見かける車椅子のマークですが、これは、車椅子に限らず障害者が利用できる施設であることを表す、世界共通の国際シンボルマークです。
車椅子マークの駐車場には誰が停めてもいいの?
このスペースに、誰が停めても法的には問題ありません。
ただ、そのスペースは、
- 障害者
- 高齢者
- ケガをしている人
- 妊婦さん
など、歩行が困難であったり、広いスペースが必要な方のために用意されたところです。
いくら、
- 混雑しているから
- 遠くにしか駐車スペースが空いてないから
といって安易に停めてほしくないのです。
本当にその場所を必要としている人がいます。
ちょっとは歩いたほうが健康的だし、多少雨に濡れたほうがかわいく見えるんじゃないですか?
ただ、車椅子ですと見た目ですぐにわかりますが、他の障害であったり、妊娠初期で安静にしないといけないけど1人だから最低限の買い物が必要。なんて方は健常者となんら変わりがないように見えます。
これは電車等の優先席のことでも言えると思うのですが、見た目ではわからない障害をお持ちの方も多いのです。
むやみやたらに攻撃するのもよくないですね。
気にして欲しい車の障がい者マーク
車に貼ってあるマークと言えば、
- 初心者マーク
- 高齢者マーク
が有名ですが、他にもいろいろあるんです。
初心者マーク
初心者マークは若葉マークとも言われ、免許を取って1年以内の人には表示義務があります。
- 違反点数1点
- 反則金4,000円
高齢者マーク
高齢者マークは、もみじマーク、シルバーマークともよばれています。
(枯葉マーク・落ち葉マークなんていう人もいましたね)
これは70歳以上の人に「表示しましょう」と推奨しているもので、義務はありません。
身体障碍者マーク
このマークは身体障害者が運転している車に表示されています。
聴覚障害者マーク
このマークは、聴覚障害者が運転している車に表示されています。
罰則について
初心者マーク以外の表示義務はありません。
ただ、
- 身体障碍者マーク
- 聴覚障碍者マーク
を付けた車に、むやみに幅寄せをしたり、割り込みをした運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。
パーキングパーミット
その他にも、パーキングパーミット制度があります。
これは地方自治体によって制度の名前や、制度の内容、許可証が異なります。
あまりにも健常者が思いやりなく、車椅子マークの駐車場に停めることが多いため、こちらも車椅子に関係なく、障害者、高齢者、歩行が困難なケガ、妊婦さんなどが、地方自治体に申請することで、利用証(車内のルームミラーに引っ掛けるもの)をもらえます。
これだと、優先駐車場に停めていても、間違って文句を言われることはありません。
ただし、全国ではまだ30府県・2市のみでの導入となっています。
これらのマークをたくさんの方に知ってもらい、みんなで助け合って譲り合って暮らしていける国になるといいなぁ。と思います。
ちょっと毒も吐いちゃったけど、みんなが幸せに暮らせる国になりますように。