秋といえば…
- 読書の秋
- スポーツの秋
- 食欲の秋
No!No!No!
秋といえば祭りではないですか!
秋祭りとは?
日本全国で行われている秋祭り。
農作物の収穫を感謝するお祭りですね。
昔は今ほど娯楽がなかったので、お祭りは大人も子どもも待ちに待ったイベントだったのではないでしょうか?
今では、秋祭りに参加する若者も少なく、祭りの存続が危ぶまれている地域もあるそうです。
西条祭りとは?
愛媛県西条市で10月15日・16日を中心に行われるお祭りです。
小・中学生は、毎年10月15日は1時間授業・16日はお休みなんです。
私の行った高校は16日のメイン会場となる、お堀の中にあるので(塀の中じゃないよ!)16日はお休みでした。
地元企業の多くも15.16日はお休みにしています。
そのため、15・16日に地元企業でない商売屋さん(コンビニ・イオン・食べ物屋・ガソリンスタンドなど)へ行くと、バイトさんが一人もいなくて店長1人で大慌て! なんてことも。
そう。
西条祭りは、未就学児から、おじいちゃん、おばぁちゃんまで、みんなが参加するお祭りなんです。
お祭りがどれだけ人気かというと、
- お祭り翌日にはもうその年の祭りDVDが販売される(全体を網羅したもの、地域別、など種類も豊富!)
- 西条祭りまでのカウントダウンカレンダーがある
- ただお囃子が流れるだけのCDがある
- 9月頃からどこのお店でも祭囃子がBGM
- 祭囃子(伊勢音頭)が流れるとスーパーでは、カゴを肩に担いで「よいっとさぁ~」という小学生が現れる
- 小学校の10月の規則は「(祭りの太鼓にみたてて)机を叩かない」だった
- だんじりのクリアファイルは必須アイテム
- 部落ごとの木彫りのキーホルダーもある
などなど、あげればきりがないくらいです。
西条祭りは夜中スタートの粋な祭り
西条祭りは15日の早朝に始まります。
15日の早朝までに、神社に各地区からだんじり・御輿(みこし)が集まります。
つまり、14日から15日に変わる、15日の0時にはもう出発しないといけないんです!
これには小学生もついていきます(保護者なし)。
私の時代は、事前に、自分の部落の総代のところへいって札をもらい(名札のようなもの)それをつけていれば、部落の担当の人が面倒をみてくれる。というものでした。
その頃は飲酒についてまだ甘い時代だったので、あっちこっちで酒につぶれて寝ている、様々な年代の人が多数いる状態。
明け方になって惨状を知るという・・・。
そんなわけで、当時は事件も色々あったようですが、今はかなりクリーンになっていますから安心してくださいね。
お正月に帰らなくても祭りだけは帰省する
お正月に実家に戻らない人も、お祭りの日だけは帰ってくる。
そんな人が多いのも、このお祭りの特徴です。
♪千の風になってで有名な秋川雅史さんも、ヨーロッパ留学中にも関わらず、毎年祭りの時期は帰ってきていた。というほどです。
祭りって、毎年同窓会が開かれているようなものなんですよ。
西条祭りの規模
今、西条祭りに参加するだんじりは100台を超えています。
御輿(みこし)は6台くらいいます(私の記憶が間違ってたらごめんなさい)。
年々増えることはあっても、減りません。
祭りに対する情熱は、地元の人以外には理解できないくらい熱いんです。
お囃子が聞こえただけで歌いはじめてしまいます。
太鼓の音が聞こえると、居ても立っても居られなくなります。
西条祭りの見どころ
西条祭りの主な日程は、
- 15日早朝(というか夜中)の宮出し
- 16日早朝(というか夜中)の御旅所
- 16日朝の御殿前
- 16日夕方の川入り
です。
御旅所(動画)
これらは基本、日時も場所も毎年変わりません。
初めての方が一番行きやすいのは、16日朝の御殿前です。
御旅から帰ってきて一休み的なかんじで、お堀前にずらっと並んでしばらくの間はとまっています。
御殿前(動画)
御殿前(御輿)動画
私はだんじり派なのですが、夜の御輿(みこし)はホント綺麗なんです。
太鼓のリズムも、だんじりとは違います。
秋といえば西条祭り
私はこの時期になると、気持ちがふわふわします。
何か落ち着かないんです。
金木犀の香りがすると、西条祭りを思い出す。
渡り蟹が並んでいるのを見ると、西条祭りを思い出す。
みなさんは秋というと何を思い浮かべますか?