バンコク中心地から車で30分ほど西へ行ったナコーンパトムにあるSNSで話題の17階建てのピンクの塔に龍が巻き付いている仏教寺院「ワットサムプラン(Wat Sam Phran、ワットサンプラーン、ワットサンプラン)」へ行ってきました。
ドラゴンの中を通って屋上まで上がれるよ
Wat Sam Phran(ワットサンプラーン、ワットサンプラン)
※ドラゴンタワー屋上からの風景
この寺院の成り立ちについて調べてみると、「うーん…」という内容が多く、どれが真実なのかはわかりませんでしたが、現在は寺院として機能しているというよりは、観光客向けにお金を集めている観光スポットという感じでした。
SNSで話題になったからか観光客は多かったですが、それ以上にあっちこっちでdonation(寄付)を集めるスタッフ?(尼さん?)がたくさんいました。
また、多くのサイトには、donation(寄付)は必要だけど、入館料はいらないと書いていましたが、2025年2月現在、塔に上がるには1人80バーツ(約376円)、さらにエレベーターを使う場合は1人10バーツ(約47円)必要でした。
※私が行ったときの1バーツ=4.7円で計算しています
かなり広い敷地だし、塔のピンク色がはげてきてるし、維持費もかかるだろうから入館料がかかるのはいいんだけど、ちょっと歩く度に寄付を求められるのは…
ドラゴンタワーに入るまでの難関
駐車場からドラゴンタワーに向かう間に、お供え?を買うスポットがたくさんあります。
値段は決まってなく、こちらもdonation(寄付)となっています。
相場がわからないから値段決めてくれたほうがわかりやすいのにー
お供えしてしばらくして振り返ったらもう回収されていてちょっと笑っちゃった
タワーの下で靴を脱ぎます。
ここからは裸足(靴下は履いています)です。
まずは、タワーの外周を1周しよう・・・と思ったら、たくさん話しかけられ、donation(寄付)祭りです。
親切に参拝方法を教えてくださるんだけど、そもそも英語もわからないからスマホアプリで乗り切りました。
爪のところで寄付をし、自分の生まれの曜日のところでも寄付をし、
自分の干支のところで座禅を組んで瞑想した後、また寄付をします。
塔の周りを1周するだけで時間がかかりすぎるよ
やっと塔の中に入ったと思ったら、すぐに1人80バーツを払います。
そこからは、エレベーター(1人10バーツ)で行くか、ドラゴンの中を歩いて上まで上がります。
胸元に貼っているシールが入場料を払った印です。
ドラゴンタワーの中
エレベーターでもよかったんだけど、せっかくならドラゴンの中を歩いて上がろう!と17階まで歩きました。
思ったよりもしんどかったのと、厚手の靴下を履いていたとはいえ、こんなごつごつのところを靴を履かないで歩くことに慣れていなかったので、足の裏が痛くなりました。
エレベーターで上がった場合でも残り2階は階段で上がります。
その階ごとにdonation(寄付)祭りです(でもそろそろ慣れてきた)。
ドラゴンの顔の下を3周してお花を供えます。
もちろんお花を供えるには、donation(寄付)が必要です(供えなくてもいいよ)。
屋上からの景色は圧巻でしたが、塔に上がると塔は見えないんですよね(そりゃそうだ)。
帰りはまたドラゴンの中を歩いて降ります。
黄金仏像と寺院
黄金仏像は、ピンクの塔の隣の建物から上がります。
ここでも建物に入る前に靴を脱ぎます。
このエリアではすでに靴を脱いでいる状態です。
黄金像の隣の建物(黄金像がある建物の上に立っている建物)の中です。
黄金像のエリアから塔を見上げるとちょうどドラゴンの顔が見えました。
広い敷地には亀や象やクジャクまで
黄金像の建物の下にはクジャクがいました。
ぐるぐるヤブの中を歩いていると象がいたり、
カエルやイルカやウサギがいたりと、仏教との関係性がよくわからないけどいい運動になる散歩道が続きます。
そして入口近くに戻ってきたところには大きな亀の建物が…
なんか怖くて入るのを躊躇していたら、近くに座っている現地の人だと思われる人に「入りなよ」的なことを言われたので、入ってみました。
地下に降りて行くと、とっても涼しく、一息つけてよかったんだけど、誰もいないし、何のためのエリアかよくわからなくてやっぱりちょっと怖かったです。
ドラゴンの顔を入れて塔全体を撮るなら、象の向こう側にある橋の上がいいかもしれません。
ドラゴンの塔を含め敷地全体を撮るのであれば、ドローンがないとムリかなぁ。
駐車場の向こうにも黄金像がありました。
オススメしない寺院
SNSを見て「映え写真を撮りたい」と思って行くのであればあまりオススメしない寺院です。
ドローンがないと全体を撮るのは難しいですし、塔の色は剥げかけています(SNSに上がっている画像はたぶん色をいじっています)。
バンコク中心地からそれなりに時間がかかりますし、近くにどこか寄るようなところもなかったです。
ただ、建物としてはおもしろいですし、広い敷地を散策するのは楽しかったです。
3大寺院よりも楽しかった
donation(寄付)祭りがなかったら楽しかった
行くのであれば、厚手の靴下と、20バーツ札をたっぷり用意しておくことをおすすめします。