英語ができるわけでも、旅慣れているわけでもないのに、ツアー会社を通さないで旅に出てしまう私(そして道連れになる家族)。
しかも今回は、
- 久しぶりの海外旅行
- 疲れすぎて意識がぶっ飛んだまま予約
- 旅行前に家族で風邪リレー2周
と、旅行前から不安材料てんこ盛りでした。
その結果、やっぱり失敗続きだったので、次回の旅行のために反省点(改善点・注意点)をまとめました。
※よかった点(おすすめの準備するもの・こと)もまとめています
旅行は計画的に
まず、今回の旅行は予約をする段階で失敗しました。
美容院で旅行ガイドブックを見て、タイかベトナムへ行ってみたいなぁと思い、その場で岡山空港からの旅行代(飛行機、ホテル)を検索したら家族3人で50万円ほど。
※検索した時期は岡山空港から海外へ行く場合は羽田経由になっていたため
高いよ!
高すぎるよ!
はぁ。やっぱり海外旅行はムリだなぁ…
と思いながら、試しに出発地を関空にしてみたら家族3人で35万円ほどでプーケット(タイのリゾート地)に行けるではないですか!
50万円を見た後の35万円は私の感覚を狂わせました。
よしっ!家族に相談だ!
そして家へ帰り、
来年の2月にみんなでプーケットに行きます。
いいですか?
相談というより決定事項の通達?をし、翌日には飛行機とホテルを予約してしまったんです…
失敗1「飛行機のキャンセル代は高い」
まずね。
言い訳させてください!(誰に?)
疲れていたの。
仕事がいっぱいで(仕事は好き!楽しい)テンションおかしくなっていたの。
だから何も考えないでプーケットに8泊する予定で飛行機とホテルをとったんだけど、いざ、プーケットについて調べていたら、
「プーケットで9日は長すぎない?」
「せっかくだからバンコクも行きたくない?」
「パタヤの方がよくない?」
と家族からも言われてしまって…。
しばらく悩んで、全キャンセルは高いので、予定の変更(それでも高い)をしました。
飛行機の便とホテルを変更したので、飛行機の都合で1泊増え、バンコク4泊・プーケット5泊に変更することになり(パタヤは諦めました)
- 変更手数料:63,210円
- 追加バンコクからプーケットへの国内線:45,150円
- 追加バンコクのホテル:33,416円
余分に141,776円もかかってしまいました。
旅行(特に飛行機)の予約は慎重に
失敗2「現地情報下調べ不足」
9日間、リゾート地プーケットでまったり過ごすんだ~♪
でも、ある程度は便利な方がいいから、隣に大きなショッピングモール、目の前にコンビニ、歩いて5分でビーチ、ナイトマーケットも目の前のこのホテルが良さそう!
以前、インドネシアに行ったときに、周りに何もないところに泊まって、食事や買い物に困ったことがあったので、近くに何でもそろうパトンビーチ近くのホテルを選びました。
便利さを求めると静かなリゾートとはかけ離れるのはわかっていたのですが、まさかパトンビーチがここまでパーリーピーポーのためのエリアとなっているとは知らなかったんです。
朝方まで大音量で音楽をかけ大騒ぎすることや、お姉さんたちが呼び込みしているお店がたくさんあるのはまだいいのですが、あっちこっちに大麻を扱っているお店があるので、家族旅行で泊まるエリアとしては失敗でした。
大麻マークに注意
失敗3「カレンダー見間違え」
勢いで旅行の予約をしたり、途中で予定を変えたりしただけでなく、私、息子の学校予定カレンダーを昨年のものと今年のものを両方見ていました(机Aに今年の予定表、机Bに昨年の予定表を置きっぱなしだった)。
そのため、2日だけ学校を休んだらいい日程にしたと思っていたのに、実際には3.5日休むことになってしまいました。
しかも、私のカレンダー、節分にも祝日マークが付いていたのー
そもそも3月の休みにすればよかったのに、なぜ2月に予約をしてしまったのか…
子どもの休みをもう一度チェックしよう
失敗4「学校への連絡」
息子が小学校のときに2回ほど海外へ行ったのですが(1回目:友人の結婚祝い、2回目:短期語学留学)、そのときは、前もって私が先生に長期休みの連絡をしました。
今回、息子は高校生になったし、本人に任せておけばいいや。と思っていたのですが、高校って、海外へ行くときは1ヶ月以上前に学校に申請書を提出して許可をもらわないといけないんですね。
そういえば、学校説明会で聞いたような気がする…
息子は、旅行前日に先生に伝えたため、親子でお叱りを受けました。
息子が学校から帰ってきてすぐに書類を書いて学校へ持って行きましたが(旅行出発10時間前)、先生たちに多大な迷惑をおかけしてしまいました。
学校には前もって連絡すること
失敗5「旅行前のルール決め」
最近は便利になりましたよね。
スマホにタイ語で話してもらえば、すぐに日本語に翻訳されるアプリがあるので言葉に困ることはないですし、位置情報が正確に出るので迷うこともありません。
便利になりすぎて旅の醍醐味が…
どこでもスマホで時間つぶしができてしまうので、せっかく旅をしているのに、スマホばかり見ている時間(車での移動時、ホテル、ちょっとした待ち時間など)があり、なんだかもったいなかったです。
また、ホテルのTVでYoutubeが見えるのもなんだかなぁ。と思いました。
現地のTV番組を観るのがおもしろいのに。
息子が中学生の頃の修学旅行で、スマホを持って行くことが禁止されたとき、「位置情報がわかるし、キレイな写真が撮れるし、支払いもできるからスマホ便利なのになぁ」と思ったのですが、禁止される理由がわかりました。
せっかく旅行してるのに、旅に関係ないこと(SNS、動画、ゲームなど)でスマホを触り過ぎていました。
最近の子どもはスマホ依存がひどい!
旅でのスマホの使い方ルールを先に決めよう
失敗6「おこづかいの金額」
旅行中は財布の紐が緩みますよね。
ついついあれもこれも買ってしまいそうになりますが、決められた金額でお土産と自分のものを買うという経験も大事です。
金銭感覚だけでなく、計算の勉強にもなりますし、屋台での値下げ交渉にも力が入るでしょう。
旅でのおこづかいを先に決めておこう(ご利用は計画的に)
準備しておいてよかったもの
セブ(フィリピン)、シンガポールに行ったときに持って行ってよかったものを見返して持って行ったものが役立ちました。
- ティッシュ(ソフトパック)
- ウエットティッシュ
- 正露丸
- カットバン
- 虫よけ・虫刺され
- 日焼け止め
- サングラス
- ジップロック(様々な大きさ)
- ゴミ袋
- 割りばし
- 洗濯ロープ
- 文房具
タイのトイレ(空港・ホテル・高級デパートを除く)はティッシュが用意されていないことが多いです。
観光地のトイレは有料(5~10バーツ)なのにあまりキレイではなくティッシュもありません。
ティッシュは流せないので、横にあるごみ箱に捨てます(上の写真ではゴミ箱は写していませんが、大き目のゴミ箱があります)。
150枚入りのソフトティッシュが持ち運びやすく、遠慮なく使えて便利です。
そして、今回買い足してよかったものは、この洗濯ロープです。
プール・ビーチの後、水着を干しておくのに大活躍でした。
また、ビーチや海へ行くのであれば、マリンシューズ、ネックストラップ付き防水スマホ入れがあると便利です(プーケットのプールでは、スマホは首から下げるタイプの袋に入れないとスライダーに乗れませんでした)。
現地SIMを日本で購入
本当はSIMの入替をしなくてすむeSIMでもよかったのですが、入替える方がわかりやすくて安心するな。と思ったので、日本でタイ10日間のSIMを人数分購入しました。
設定をいじらなくても、現地でSIMを差し替えるだけですぐに使えるようになりました。
海外SIMは、楽天やAmazonで1,000円前後で購入できます(国や日数によって値段が異なります)。
旅行前にしたこと【おすすめ】
今回の旅行はこれらのサイトを利用しました。
- 飛行機(航空券)
日本→バンコク:エクスペディア
バンコク→プーケット:トリップドットコム
プーケット→日本:エクスペディア - ホテル
バンコク:トリップドットコム
プーケット:エクスペディア - ツアー・チケット
トリップドットコム
Klook - 旅行保険
三井住友海上 - 両替
日本:外貨両替マネーバンク
バンコク:クレジットカードキャッシング - 移動
Grab
航空券・ホテルの予約
今回、何度か使っているExpedia(エクスペディア)で予約し、追加分をtrip.com(トリップドットコム)で予約しました。
どちらか比べて安い方を選ぶのがオススメですが、使い勝手は圧倒的にtrip.com(トリップドットコム)がよかったです。
アプリをダウンロードしておけば、スマホ画面に、チェックインの情報、搭乗の案内が細かく表示され、不安になるタイミングでお知らせがくるので安心できました。
代表者が連絡先、住所、クレジットカード情報などを登録し、さらに全員分の名前、生年月日、パスポート番号などを登録しておく方が便利なので、出発前にパソコン等でサクっと済ませておくのがオススメです。
旅行中にスマホでこれらを登録しないといけなくなると(ツアーの申込や、飛行機の変更などは上記の情報をすべて入力する必要があるため)かなり面倒です。
ツアー会社の選び方
タイでのツアーは、
- ベルトラ
- kkday(ケーケーデイ)
- Klook(クルック)
この3社がツアーの種類が豊富です。
行きたい場所を検索して良さそうなところを選ぶのがオススメですが、日本語でのサポートがあるKlook(クルック)の口コミがよかった(しかもツアーが激安!)ので、私は、
- Klook(クルック):ツアー×2
- Klook(クルック):チケット×1
- trip.com(トリップドットコム):チケット×1
を予約しました。
体験、入園チケットは、当日券や前売り券よりも、ツアー会社の方が安いことが多いです。
チケットに関しては、当日予約ができるものもありますが、前日までのものが多いので、予めお気に入りに保存するか、日本で予約してから行くのがオススメです。
また、ツアーやチケット購入でも、全員分の個人情報やパスポート番号が必要なことが多いので、予約をまだしていなくても、情報入力は出発前にパソコン等でサクっと済ませておくのがオススメです。
【Klook】公式サイト
海外旅行保険
旅行保険に関しては、滞在する国、滞在期間によって料金が異なるので、旅行の旅に異なる会社の旅行保険に入っています。
旅行保険に入ったものの、実際に保険を請求したのは1回だけです。
今回も使いませんでしたが、海外旅行保険は入っておいた方が安心です。
クレジットカード付帯の保険は条件がある場合もあるので(利用付帯、利用付帯でなおかつ航空券は対象外など)、事前によく確認してくださいね。
また、年会費無料のカードでは保険内容が十分でないものがありますし、一緒に行くクレジットカードを持てない年齢の子どもの保険も確認しておかないといけません。
現地通貨に両替(お得な方法)
日本での両替は、外貨両替マネーバンクを利用しました。
日本円がどんどん安くなっているからかタイバーツがどんどん高くなっているからかわかりませんが、日本で両替したときの為替がまだましだったので、お得に両替できました。
そして、現地で、はっちゃけすぎて現金が足りなくなったので、クレジットカードキャッシングを利用しました。
いろいろなサイトでATM手数料のことが書かれていますが、私は、バンコクのカシコン銀行のATMでJCBカードを使ってキャッシングを行いましたが、手数料は取られませんでした。
日本に帰ってすぐに繰り上げ返済をすれば、現地の両替所よりも安くなることが多いよ。
クレジットカードの手数料をチェック
海外での支払いでクレジットカードを使うのであれば、前もって持っているクレジットカードの海外利用手数料をチェックしましょう。
海外でのショッピングでクレジットカードを利用すると、わずかですが事務手数料を取られます。
2025年3月から楽天カード、PayPayカードは、手数料が2.20%から3.63%に値上げとなります(PayPayカードJCBは、手数料1.60%だったのが3.63%に大幅値上げ)。
しかし、リクルートカード(JCB)やイオンカード(JCB、Master、VISA)の手数料は1.60%です。
海外でクレジットカードを使って合計20万円買物をした場合、PayPayカードは手数料7,200円、イオンカードは手数料3,200円と、4,000円も損をする計算になります。
Grabに登録
タイでの移動は、タクシーよりも安く、先に料金が決定されるGrabがオススメです。
フィリピンでもGrabを多用しました。
Mapで行きたいところ(ある程度行きたいところを先にお気に入りにいれておくと便利)をタップしてして、今の場所をタップするだけで、金額が表示されます。
なんといっても便利なのがクレジットカード払いですが、アプリのダウンロードや登録は日本でできるものの、クレジットカード登録は現地でないとできないようです。
しかも、どのクレジットカードでも使えるわけではなく、私は4枚(楽天2枚、リクルート、イオン)用意しましたが、リクルートカードしか登録できませんでした。
※以前、フィリピンでGrabを利用したときは、楽天とイオンカードしか持って行ってなかったので、クレジットカード登録ができませんでした
そもそも、クレジットカード登録の際の本人確認が、メールではなくSMS認証(ショートメッセージ)に届くので、先にSIMを入れ替えていたら受け取れません。
Wi-Fi環境下でいつものSIMを入れた状態で本人確認しないといけなかったみたいです(リクルートカードはメールに届いたので問題なかった)。
Grabは現金でもいいんだけど、クレジットカードの方が断然便利です。
旅行は準備が大事
忙しいと言い訳をして、下調べが不十分だと楽しみが半減してしまうこともあります。
日本語ツアーを利用するのであれば、寺院巡りも歴史から現在の状況まで詳しく説明してくれますが、個人で周るのであれば「うわぁキレイ!」「すごいね」で終わってしまうかもしれません。
せっかくなら、その国の歴史や文化、国民性、タブー、簡単な現地語(ありがとう、こんにちはなど)を調べてから出かけることがオススメです。
タイでは、仏像より自分の頭を下にして写真を撮らないといけません。
この上の写真の看板、右側の看板の一部だけ、タイ語・英語・日本語で書かれています。
バンコク、プーケットを旅して、英語・中国語の看板はたくさんありましたが、英語・日本語の注意書きはここ(アユタヤ遺跡群)だけでした。
知らないうちに、現地の人に不快な思いをさせないよう、最低限のルールを学んでいくことが大事です。