先日ご紹介した西日本一高い山である石鎚山は、愛媛県西条市にあります。
弘法大師が修行されたとされる石鎚山は、日本七霊山の一つで、
- 頂上社(山頂)
- 成就社(中腹)
- 土小屋遥拝殿(中腹)
- 本社(国道近く)
の四社をあわせて石鎚神社といいます。
素人にはオススメできない神社
テレビ朝日系のTV番組マツコ&有吉の怒り新党で、新3大素人にはオススメできない神社として紹介されました。
TVで紹介されたのは、頂上社です。
頂上社
標高1982メートル、西日本最高峰の石鎚山、山頂・弥山に御鎮座。
石鎚大神の御降臨の磐境。
山頂への参道には「鎖の行場」で名高い試しの鎖、一之鎖、二之鎖、三之鎖がかけられています。
鎖の合計距離は約230メートルになり、険しい岩場にかかるこの御鎖にすがる時こそ、邪心を捨て、無我の境地を体験する、まさに命がけの行場となります。
頂上社には、三つの御神徳(神様のお蔭)を表す三体の御神像、玉持ちの御神像、鏡持ちの御神像、剣持ちの御神像をお祀りしており、御神像を直接身体に戴いて御神徳を受ける特殊神事「御神像拝戴」を受けることができます。
この神事は全国八万神社のなかでも当神社のみで行われています。
この鎖が怖いんです!
これを雪が降っているときに上がるなんて・・・私にはムリです。
※TVでは初詣ということで雪の中を上っていましたが、通常頂上社が開いているのは5月1日~11月3日です
ロープウェイで登る神社
まずロープウェイで石鎚山中腹へ向かいます。
(ロープウェイ乗り場まで国道から車で15分以上かかります)
そしてさらに、そこから歩いて20分ほど行ったところにあるのが成就社です。
成就社
御祈願、ご祈願を行い、土小屋遥拝殿とならび霊峰石鎚山への登拝の重要な拠点となっています。
成就社は、千三百年余の昔、石鎚山開山の祖、役小角が石鎚山頂を拝さんとして、心身を清め山頂を目指しましたが、どうしても山頂に至る事ができず、力尽き て下山しようとしたところ、成就社境内で、ひたすらに斧を研いでいる一人の白髪の老人に出会いました。
小角は、不思議に思ってわけを尋ねてみると「この斧 を研いで針にする」とのことでした。
この言葉に小角は感銘し、再び行を続け、西日本最高峰の石鎚山を開山することができました。
因みに、この時の老人が石鎚大神(石鎚毘古命)だと伝えられ、以来小角の心願が叶ったことから、ここを「成就社」と称し、お社が祀られ、今に全国各地より 諸願成就の成就の宮として広く尊崇を集めています。
また、小角は山頂より下山し、遥かに山頂を見返し、「吾が願い成就せり」と改めて石鎚山を拝したところ が、現在の成就社境内に建立されている「見返遥拝殿」の所だと伝えられています。
この故事に倣い不屈の精神を培い、物事の成就を祈り、またその願い事を叶 えるお社、それが文字通りの「成就社」であり、表石鎚の成就の地名の由来でもあるのです。
ロープウェイを使えば比較的簡単に行けるので、登山&初詣ならここがおすすめです。
ムリ!面河(おもご)にある土小屋遥拝殿
標高1492mの土小屋にある遥拝所で、愛媛県上浮穴郡久万高原町にあります。
(冬季は通行不可になっている道路が多いので、行く前によく確認してください)
こちらのルートからも頂上社に上がることができます。
※同じ久万高原町の面河ルート(面河渓にある、昔からある裏参道)はかなり厳しい道のりのようです
オススメ!麓にある参拝者向けの里宮 本社
御祭典、御祈願、ご祈願、そして初詣へも気軽に行けるのがここ!
神門のすぐそばまで車で行くことができますが、お正月三が日は、そばまで上がることは難しいと思います。
国道11号線沿いに無料の駐車場が多数用意されています。
そこに停めて歩いても、数分で入口まで行けると思いますよ。
石鎚神社本社・会館
向かってすぐ左側に広い駐車場があります。
ここをくぐるときに、
お賽銭を入れるところがいっぱい?
反対側(神社側)から見た門。
そしてしばらく歩きます。
走ったのでだいぶブレていますが、このゆるい階段の先に石鎚神社会館(画像の正面に見えている建物)・社務所があります。
さらにしばらく歩くと、急な階段があるのですが、なぜか毎年行ってるのにその部分の写真はないの。
上がるのに必死だからかな?
手すりもあるし、そこまで長いわけでもないから、足や膝が痛い人でなければ大丈夫だと思います。
2014.1.5
↑この画像は、神札授与所・参集殿新築工事中だったため右側にテントがありますが通常はありません。
お正月ではないときはこんな感じです。
2015.9.22
神札授与所・参集殿も完成しています。
写真には他の参拝者があまり写っていませんが、それは私がお正月三が日を避け、午前中の早い時間に初詣へ出かけているからです。
31日~1日にかけては、すっごい人なので心して出かけましょう!