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作文・正しい文章の書き方【読書感想文に必要な基本】中学受験

作文の書き方(基本編)

岡山県にある某国立中学受験で重要なポイントとなるのは作文です。

国立中学校を受験する予定はなかったのですが、保護者向けの国立中学受験対策講座「絶対満点取れる作文対策」に参加したところ、大人も間違いやすい文章の基本が学べました。

うーと

将来一番役に立つ「文章力(伝え方)」を育てる大事なポイントが盛沢山!

「文章力(伝え方)」を鍛えておけば、プレゼンにも、好きな相手を口説く時にも役立つハズ!

そんな「文章力(伝え方)」を育てる作文の書き方をまとめました。

 

 

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究極の2択!どっちを選ぶ?(中学受験)

トロッコ問題

有名な究極の2択に「トロッコ問題」があります。

線路を走っていたトロッコの制御が不能になりました。
このままでは前方で作業中だった5人が轢き殺されてしまいます。
あなたは線路の分岐器のすぐ側にいます。
あなたの声は作業員たちには届きませんし、あなたのそばには誰もいません。
あなたがトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かります。
しかしその別路線で1人で作業しており、その1人は轢き殺されてしまいます。
あなたはトロッコの進路を切り替えますか?

この、トロッコ問題のような究極の2択が、国立中学受験の作文課題です。
※毎年問題は異なりますが、どちらを選択するかとその理由を指定された文字数内にまとめる課題です

しかし、トロッコ問題には正解はありません。

受験の場合も、どちらを選択しても点数に関係はありません。

それを選んだ理由と、それを支える根拠の客観性、そして説得力で点数が加算されます。

 

正解はないけど…

トロッコ問題のような究極の2択に、正解はありませんが、点数をとるポイントは、

  • 選ばなかった側への配慮
  • 主体性
  • 正しい文章

です。

 

気を付けたい文章のポイント

作文の場合は、漢字を正しく書くことはもちろん、習っている漢字は使うトメ・ハネをきちんと書くというのは重要なポイントです。

数か月前、小学校の漢字テストで、トメ・ハネができていなくてバツにされたことに、怒った親御さんのツイートが、バズっていました。

そして中には、「トメ・ハネは受験にも関係ないのに!」というコメントも見られました。

しかし、必ずしもそうではないので、ネットの情報を鵜呑みにするのは危険です。

受験に関係あるかないかだけでなく、漢字を正しく覚えるのは大事なことではないでしょうか。

 

漢字・句読点の使い方

  • 習った漢字は使う
  • 数字は漢数字を使う(作文用紙が縦書きの場合)
  • 文章の途中で句点を使わない
  • 補助動詞・形式名詞は漢字を使わない

大人になると、協調するためにわざと平仮名やカタカナを使ったり、文章の途中でも句点を使用しますが、作文の場合は使わないようにしましょう。

また、大人でも間違いやすい(間違って変換してしまう)、補助動詞や形式名詞(いう・こと・とき・もの など)は、平仮名を使いましょう。

 

口語と文語

作文に「話し言葉」や「ら抜き言葉」はNGです。

ついつい話し言葉のように、「の」を使うところに「ん」を使ったり、岡山県民は特に「じゃ」をよく使う傾向にあります。
※~したほうがいいんじゃないかなど

 

重言(じゅうげん、じゅうごん)・二重使用

「頭痛が痛い」、「まず第一に…」、などの重言だけでなく、「電話で電話をする」、「早く話した方が早く伝わる」など、同じ言葉を重複して使うと、聞いているときはそこまで気にならないものの、書き出してみると違和感があります。

この、「違和感がある」も「違和感を感じる」とすると、話し言葉としては気になりませんが、文字にすると「」がうっとおしくじますよね・・・

 

文体の統一

敬体(です・ます)と、常体(だ・する)をごっちゃにしない。

文章から抜き出した部分を使用すると、これらがごっちゃになりがちです。

 

主述のねじれ

一文が長くなると、主述がねじれやすくなります。

さらに、子供は「~と思う理由は~と思うからです」と、何かと「思う」を付けてしまい二重使用にもひっかかってしまいます。

かといって、短い文ばかりだと読みにくい文章となるため、ある程度の長さと、正しい接続語を使ってまとめる練習が必要です。

 

究極の2択を親子で楽しもう

二者択一

自分の考えをまとめ、それを相手にわかりやすく伝える。

ケンカではなく討論。

日本人の苦手なところですね。

中学受験をするかどうかは関係なく、伝える力を鍛えるために「トロッコ問題」について親子で討論をしてみてはいかがでしょうか?

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