息子(当時:小学校2年生)が登校中にケガをしました。
PTAが推奨する別途料金の保険には入っていなかったのですが、自動加入の「災害共済」にはそのまま入っていたので、給付金をいただくことができました。
息子が通う学校で入っている「独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害共済」の内容とはなりますが、
- 給付金はどうやったらもらえるのか
- いつもらえるのか
- いくらいくらいもらえるのか
をまとめました。
※この「日本スポーツ振興センターの災害共済保険」は何も言わなければ自動加入ですが、前もって辞退することも可能です
保険がおりるのはどんなとき?
給付の対象となるのは、子供が学校の管理下にいた場合です。
- 授業中
- 学校の教育計画に基づく課外活動中
- 休憩時間・学校が定めた特定期間中
- 通学経路・通学中
- 寄宿舎にあるとき
どんなケガや病気の治療費でも対象となるわけではなく、医療保険診療外のものは給付対象外となります。
その他のルール
- 初診から最長10年まで
- 時効:ケガ・病気から2年
その他にも生活状況や、ケガ・病気の内容によって特定の条件がある場合もありますので、詳しくは通っている学校に相談してみてくださいね。
どうやったらもらえるの?
1ヶ月ごとに申請しないといけません。
(まとめてでもいいけど、1ヶ月につき用紙がそれぞれ1枚必要)
- 診断書(病院)
- 調剤報酬明細書(薬局)
さらに1ヶ月の治療費が7,000点以上(7万円以上)になった場合は、高額療養状況の届(保護者が記入)も必要となります。
息子の学校の場合は、すべて間に学校が入ってくれました。
- 指定の用紙(学校でもらえます)を病院・薬局に持っていき、診断内容を記載してもらう ※無料
- 病院・薬局で記載してもらったものを学校に渡す
- 学校からお金を受け取る
という流れです。
いつお金がもらえるの?
学校に申請した後2ヶ月ほどかかりました。
- 「3月の入院」と「4月の通院」の申請を4月2日に病院に提出
- 5月10日に病院で診断書を受け取りその日に学校へ提出
- 7月14日に学校から現金を受け取る
※息子の場合、薬は出ていないので薬局へ提出する書類はありませんでした
息子が通院している病院は、生命保険などの診断書は20日ほどで連絡が入り受け取れるのですが(実際は3日後に連絡がありました!)、なぜかこの書類は月末締めの翌月10日以降に受け取る(連絡なし)という固定システムなので、学校への提出が随分遅れました。
少しでも早く受け取りたい場合は、3月・4月とまとめないでその都度提出するようにしたほうがいいと思います。
この診断書は無料で書いてもらえるタイプ(うちの場合、もしかしたら市が負担してくれているだけなのかもしれないので、確認してくださいね)だったのでこの方法がとれますが、生命保険・医療保険の請求に必要な診断書は有料である場合が多いので病気が完治してからまとめて1枚の診断書を提出したほうがいいと思います。
いくらもらえたの?
「こども医療制度」などの公費負担制度を利用した場合、もらえる金額は、自己負担額+医療費総額の1/10相当額です。
私たちが暮らしている地区のこども医療制度(小中学生)は、息子が通院中に変更があったため、少し計算がややこしいですが、
- 2017年6月まで:入院無料・通院1割負担
- 2017年7月から:入院無料・通院無料
●3月分…自己負担額(食事療養費の7,920円)+ 医療費総額489,800円×1/10 = 56,900円
●4月分…自己負担額(1割負担:2,480円)+ 医療費総額24,820円×1/10 = 4,962円
●7月分…自己負担額(0円)+ 医療費総額18,230円×1/10 = 1,823円
合計:63,685円でした。
やったー!
お金が入ったー!
ということではありませんが、申請しなければもらえないお金です。
もしも、子供が学校の管理下でケガをした場合は学校に相談してみましょう。
入院費や治療費が無料でも、ケガや病気による子ども・親にかかる負担は相当なものです。
せめてお金の問題くらい気にしないで済むようにしたいですものね。
うちの場合は、個人でかけていた医療保険から10万円ほど入りました。