はじめに
私は無宗教です。
実家は仏教派(お寺)、嫁いだ先は神道派(神社)、幼稚園はキリスト教(教会)、大学は仏教(お寺)でした。
私はお寺巡りもするし、初詣に神社にも行くし、クリスマスやハロウィンも楽しむし、讃美歌も歌えますが、どれかの宗教をおススメする気も非難する気もありません。
よって私は、「声明」も宗教的なものは一切考えず、音を楽しむ「音楽」の一つとしてしか感じておりません。
ご理解いただけると嬉しいです。
声明(しょうみょう)とは?
簡単に言うと、お経にリズムや音程をつけて歌うものです。
聲明(しょうみょう)とは、仏典に節をつけた仏教音楽のひとつで、儀礼に用いられる。日本では、梵唄(ぼんばい)・梵匿(ぼんのく)・魚山(ぎょざん)ともいう。
仏教が起こったインドで生まれたあと中国に伝わり、中国から仏教伝来と共に日本に伝わり、定着した。
キリスト教に賛美歌があり、聖歌隊があるように、仏教にも仏教を賛美してお経に節をつけて歌う専門の僧侶がいた。
以上wiki様より
吉備路~備中国分寺
先日、岡山県総社市にある備中国分寺へ行ってきました。
国の重要文化財である、五重塔がライトアップされ、そこでお坊さんたちによる聲明コンサートが開催されると聞いたからです。
五重塔がライトアップされており、それだけで背筋がゾワゾワします。
これが当時どのように作られたのか見てみたい!
※備中国分寺の五重塔は高さ34.32メートル、南北朝時代に奈良時代の七重塔を焼失したのち1847年頃に再建したものです
聲明コンサート~真言宗御室派
- 庭讃(ていさん) 四智梵語(しちぼんご)
- 総礼伽陀(そうらいかだ)
- 散華(さんげ)
- 唱礼(しょうれい)
- 理趣経(りしゅきょう) 中曲(ちゅうきょく)
- 後讃(ごさん) 四智漢語(しちかんご)
開演1時間30分前についたのに、すごい人!
もちろんすでに座れるスペースなどはなく、比較的年齢層の高い方たちでごった返していました。
早くから来ている方たちはマナーのよい方が多かったのですが、ギリギリで来た人は驚く行動に出る人が多く、注意しても無視するか言い返すかする中年男性が何人かいて残念でした。
コンサートでのマナー・マナー違反
- 子どもが泣いたり騒いだら席をはずす
(赤ちゃんのためのコンサート等は別です) - 基本的に録画や写真はNGなことが多い
(注意書きや放送をきちんと聞きましょう) - 列の順番を抜かさない
(コンサートに限らずです) - 演奏中は立ち上がらない
(よっぽどのときは、周りに気を使いながら退出しましょう) - 演奏中は静かにする
(一緒に歌ったり手拍子したりするときは別)
これらは比較的基本のことだと思うのですが・・・コンサートに慣れていない方が多いのか、周りの迷惑なんて気にしない人が多いのかひどかったです。
今回のコンサートは珍しく、フラッシュをたかなければ撮影OKだったのですが、フラッシュたきまくり、なんとか真ん中からの写真を撮りたいからと、通路から腕を伸ばして携帯を他人の目の前に出し撮影。
前方の方はみなさん地面に座ったり後ろの方に気を遣う方が多かったのに、コンサート開始と同時に横から割り込んできて一番前で立ってみる人も出てきたりして・・・コンサートでのマナーというか、人としてどうかと思う行動が目につきました。
日本の伝統的な音楽の素晴らしさ
太鼓に梵字が浮き上がり、五重塔が色々な色にライトアップされ、シンセサイザーの音に合わせての声明。
普段交わらなさそうなものが交わるのって興奮します。
先月行った、お寺で行われるGONNA(ガナ)さんの太鼓とマリンバのコンサートも、いつもと違う環境での音の響きを楽しめました。
⇓詳しくはクリックしてね⇓
https://uto-blog.com/gonna
他にも和楽器と電子楽器の融合など、楽しみ方は様々です。
伝統的なものの強みを生かしつつ、新しい試みに挑戦することは大変ですが、それを証明できる技術があれば、今まで興味がなかった方も聴いてみよう!と思いますよね。
そして、若い方はもうご存知かもしれませんが、このボカロ曲と伝統楽器が融合した「千本桜」
素晴らしいのでぜひ聴いていただきたいです。
後半、声明とは関係のない話になってしまいました。
残していきたい伝統と、作り上げていきたい新しい伝統
音楽に限らず、日本の良いところを上手に残していけたらいいですね。
おすすめ和楽 CDとBlu-ray
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