息子が突然「尺八を習いたい」と言い出したので、
「尺八」始めました。
尺八に興味を持った理由
ある日、学校から帰ってくるなり
ボク、尺八習いたい!
と言うのです。
どうやら小学5年生の音楽の授業には、邦楽に関する課題があるらしく、学校に、
- お琴
- 尺八
- 三味線
の先生が来てくださり、演奏を聴き、実際に触れて(三味線以外)、音を出す体験もさせてくださったそうなのです。
尺八は、音を出すことが難しい楽器です。
でも息子は、なぜだか一発でキレイな音を出せたらしく、
ボクの求めていた楽器はこれだ!
と思ったようです。
そして、そのとき来てくださっていた講師の方に名刺をいただいて帰ってきました。
好奇心旺盛なのはいいことだけど…
新しいことに興味を持つのは大事ですが、ビギナーズラックからのやってみたいは、
↓
やめたい
となることが多いため、息子の「尺八を習いたい」に対する私の答えは「No!」でした。
尺八を習うようになった理由
尺八をすぐに習うことには反対したものの、内心は嬉しかったんです。
私は音楽が大好きです。
そのため、息子が小さい頃からクラシックコンサートや和太鼓コンサートに行っていました。
しかも、うちにはピアノやエレクトーンなど楽器がたくさんあります。
タクト(指揮棒)もあります。
でも息子は、そんなに興味がなさそうだったので、音楽関係の習い事はしてきませんでした。
そんな息子が、自ら音楽に興味を持ったことが嬉しかったんです。
そのため、「ダメ!」と言っておきながら、水面下で先生を探していました。
息子が自分で先生まで探してきていたのですが、名刺を見ると通うには遠かったんです。
先生が見つからない!
たくさんの方に力を貸していただきましたが、尺八の先生は見つかりませんでした。
市が行っているカルチャースクールに尺八教室があったのですが、平日の昼間でした。
私たちが住んでいるのは、そこそこの山奥なので、何か習い事をしようと思っても教室がないことが多いんです。
そのため、息子の習い事の多くはオンライン・通信教育です。
2ヶ月後
そうこうしているうちに2ヵ月ほどたち、それでも息子の「尺八への情熱」が冷めていなかったので、「こうなったら息子がいただいた名刺の先生に連絡をとるしかない!」と、住所をGoogleマップで検索してみたら…思っていたよりも近かったんです!
平成の大合併のせい?で、市内でも端から端まで車で1時間以上かかることも多くなっているため、勘違いしていました。
なんと車で片道たった40分ほどの距離だったので、すぐに連絡をし、レッスンをお願いすることにしました。
親子で入門
近いといっても、車で片道40分ほどかかるわけですから、息子を置いて一度家へ帰るわけにもいかず。
だからといって、その間に一人でツチノコ探すのもさみしいですし…
ちなみに先生のお宅はこの辺り↓
そんなわけで、私も一緒に尺八を習うことにしました。
尺八とは
尺八とは、竹でできた一寸八尺の長さの縦笛のことで、手でふさぐ穴が裏に1つ、表に4つの計5つあります。
音階は、♪ドレミファソラシド(イタリア語)でも、♪ハニホヘトイロハ(日本語)でもはなく、♪ロツレチハです。
また、楽譜は洋楽とは全く異なり、お経のように縦に音階が書かれています。
尺八を習ってわかったこと
●尺八には、1尺6寸や2尺のものもある(一般的にはどれも「尺八」と呼ばれている)
●竹で作られているが、近年よい材料がなかなか手に入らないので、樹脂や木材で作られているものもある(ちなみに上の写真の左が竹で、右が樹脂)
●尺八の多くは2つに分解できる
●流派によって使う尺八が違う
流派によって尺八が異なることにビックリしました!
危うくフリマアプリで違う流派の尺八を買うところでした…。
親子で共通の趣味を持つということ
親子で同じ習い事をしたとしても、親の方が一歩も十歩も先に行っていることが多いです。
たとえば、うちは親子でオンライン英会話を習っていますが、私は英語が一番苦手な教科だったとはいえ、中高と6年間英語を習ってきたので、同じ時期に親子でレッスンを始めても、スタート地点が随分異なります。
【無料体験レッスンまとめ表あり】
しかし、私の今までの人生で一度も関わってきていない「尺八」であれば、親子で同じスタート地点に立つことができます。
そのため、戦友にもライバルにもなることができるのです。
ママ。そこ指ちゃうよ。
人生楽しもう
- アラフィフになって新しい趣味をもてたこと
- 尺八に出会えたこと
- よいお師匠さんにつけたこと
息子が名刺をもらってきた先生は、とっても親切でわかりやすく丁寧で熱心な指導をしてくださる方でした。
こういう世界は途中で違う先生についたり、流派を変えたりすることが難しいので、よいお師匠さんに出会えたことに感謝です。
そして、尺八だけでなく、恐竜に詳しくなったのも、ポケモンに詳しくなったのも、オンライン英会話を習い始めたのも、息子がいたからです。
親子で(彼氏・彼女、夫・妻でも)同じものに熱中すると人生がもっと楽しくなる。
そんな気がします。