津山市の城西地区にある、国登録有形文化財である中島病院旧本館が、今では城西浪漫館として活用されています。
2階が貸しギャラリー、1階がソーズカフェです。
1997年NHK朝の連続小説「あぐり」のロケ地になったことでも有名な場所です。
城西浪漫館~ギャラリー
1917年(大正6年)建築の木造2階建ての建物です。
屋根や窓には細かい装飾がしてあり、部屋ごとに異なる材質の大理石を使った暖炉があります。
暖炉
窓から津山城が一望できる
今は津山城はなく、再建された備中櫓が見えます。
会議室としてのレンタル(1時間500円)もしていることがあるため、すべての部屋を見学できない場合もあります。
普段は無料で見学できます。
「珈琲」の字は当て字?
コーヒーの漢字「珈琲」は、江戸時代に津山藩医で蘭学者であった宇田川 榕菴(うだがわ ようあん)が作った造語だと言われています。
宇田川 榕菴(1798-1846)は、植物学や化学などを初めて書物にして紹介した人物で、珈琲以外にも、
- 元素名…酸素、水素、窒素、炭素、白金など
- 科学用語…元素、酸化、還元、溶解、分析など
- 生物学用語…細胞、属など
の造語(漢字表記)を生み出した人物なんです。
ソーズカフェでは、榕菴が書き残したイラストから復元した江戸時代のコーヒー煮出し器(コーヒーカン)で淹れた、「榕菴珈琲」という幕末の味を再現したコーヒーをいただくことができます。
ソーズカフェ(So’s Cafe)
店内は大正時代の趣があるゆったりとした空間。
私は店内に入ってすぐのカウンターに座りましたが、奥の部屋には樹齢100年以上の楢材を使用した8人掛けのテーブル席と、窓に向かってすわれるカウンター席がありました。
ここにも暖炉が
カウンターはゆったり3席
ソーズカフェのメニュー
8:30~11:00まではモーニングもしています。
お値段なんと500円!
- 本日のコーヒー
- ホットケーキ
- ベーコン
- スクランブルエッグ
気になる榕菴珈琲は、モーニングよりも高い620円です(単品で)。
ここに来たらもちろん榕菴珈琲をオーダーしよう・・・と思ったのですが、
オーガニック珈琲:300円
今月お小遣いが足りなくて。
次回チャレンジしてきます。
でも、私に味の違いがわかるかどうかは・・・。
城西浪漫館・ソーズカフェ情報
城西浪漫館
- 住所:津山市田町122
- 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
- 開館時間:9時~17時
ソーズカフェ
- 住所:津山市田町122
- 定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
- 営業時間:11時~17時