うちの息子は現在小学6年生です。
約半年前、息子が小学5年生の1月に中学受験対策専用クラスがある塾をまわり、体験を受けました。
息子が気になっている中学校は、受験が必要な公立の中学校なので、小学校の授業で習った範囲しか出ないだろう…とのんびりしていたのですが、いろいろ話を聞いてわかったことがあります。
それは、
- 塾・目指す中学によっては4年生くらいからの入塾が必要
- 入塾に「条件」がある
- そこそこお金がかかる
- 親の時間も削られる
- 公立の中学でも学校の授業内容だけでの受験はムリがある
ということです。
ここでは、私と息子が実際に体験した内容をまとめています。
地域によって実情は異なると思いますので、岡山県北の方以外は参考までにとどめておいてください。
塾に入るのはいつから?
その塾によって異なりますが、息子が小学5年生の1月に体験した段階で、
- 塾A:6年生の授業はもう終わりました
※もう応用編や中学の内容をしている - 塾B:ちょうど2月から6年生の授業に入ります
※夏休み前には6年生の授業がすべて終わる - 塾C:6年生の授業は半分ほど終わっています
※3月までに6年生の授業が終わる
とはいえ、しばらくは個別レッスンや補習が必要になる塾もありましたが、どの塾も(やっぱり生徒が欲しいのか?)入塾は可能でした。
塾に入る条件
- 塾に入る試験がある塾
- 塾に入るなら他の習い事をやめないといけない塾
がありました。
試験がある塾
中学受験クラス開校前に、試験がある塾がありました。
中学受験クラスに落ちた場合は、一般クラスに入ることとなります(つまり一応塾には入れる)。
そのためか、ある別の塾の体験のときに、4年生からその塾(中学受験クラスに入るためには試験がある塾)に通っていたのに、受験クラスに落ちてしまったため、転塾を考えているという親子さんに会いました。
塾以外の習い事をやめないといけない
塾に入るには、そのほかの習い事(スイミングや野球、そろばんなど)をやめないといけないというルールがある塾もありました。
お金がかかる【月謝が高い】
今まで、学習塾に通わせたことがなかったので、基本の月謝がわからないのですが、中学受験クラスは、
- 月謝:2~4万円
- 教材費(年間):3~5万円
- 補習・強化レッスン費(半年):10~20万円
などがかかります。
夏期講習や、受験対策(面接練習・模擬試験)など、受験日が近づくにつれどんどん追加料金が増えていきます。
週に何回通うの?
これが一番驚きました!
塾によってあまりにも授業時間が違うんです。
確かに月謝も異なるのですが、うちが最終候補にした3つの塾を比べてみると、
- 塾A:週3回(計11時間)
- 塾B:週1回(計2時間)
- 塾C:週2回(計4時間)
塾Aは塾Bの5倍以上の時間授業があります。
ちなみに月謝は2倍ほどしか違いません。
断然、塾Aがお得じゃん!
と思ったのですが…。
親の協力が必要
息子は最初から塾A(週に11時間授業がある塾)に行きたがっていたのですが、この塾は、お弁当が必要なんです。
しかも、平日(週2日)は、17時30分~21時30分まで授業があります(間にお弁当休憩30分あり)。
うち、21時には寝させているんですけど…。
21時30分まで勉強して(しかも補習がある子はそのあとお残りがあります)、帰って軽く夜食を食べ、お風呂に入って寝る…って寝るの22時は絶対過ぎちゃいます。
学校の宿題が残っていたらそれもしないといけません。
子供も負担だけど、平日週に2回、お弁当を持たせて塾まで送り迎えをし、土曜も朝からお弁当を持たせて…って親の負担も大きい!
他の塾でも、親が予定をたてたり、答え合わせをしないといけないなど、何かと家族の協力も必要でした。
受験するなら塾に行かないと難しい
専門的な学校でない、普通の中学校であれば、小学校で習ったことだけをしっかりやっていれば大丈夫かと思ったのですが、過去問を見てみると、ひとひねりありました。
確かに、小学校までに習ったことだけで解こうと思えば解けるけど…という内容なので、そういう問題集をある程度やっておいたほうがよさそうです。
また、受験には面接があります。
そのため、受験対策専用の塾へ行ったほうが、子供も安心して受験に臨めると思います。
しかし、過去問を手に入れることができたり、今の受験状況に詳しい親御さんが、お子さんの勉強をしっかり見てあげることができるのであれば、塾に行く必要はないかもしれません。
学習塾の選び方
ほとんどの塾が、無料体験(1~2レッスン無料で教室に入ってみんなと勉強できる)を用意してくれています。
月謝、通いやすさ、評判なども大事ですが、一番は子供との相性です。
1~2レッスンだけでその塾のことはわかりませんが、雰囲気を少しは感じ取ることができます。
また、しばらく通ってみて気づくこともあるかもしれません。
- 入塾費
- 教材費
など、戻ってこない費用もありますが、子供が楽しく勉強できなくなったら転塾することも考えたほうがよいかもしれません。
わが家の場合
息子は、最初から塾A(週に11時間授業がある塾)に行きたがっていたのですが、21時30分という終了時間がどうしても引っかかり、私が反対していたら・・・コロナが流行りはじめ、なんだかんだで塾を決めないまま5年生が終わってしまいました。
そもそも私は、中学受験自体を反対していたため、その後もそっと塾のことには触れないでいたのですが、やはり受験してみたいと言い出したので、小学6年生の6月から他の塾(基本は週に2回・週4時間)に通うことになりました。
特別授業(夏期講習)
今年はコロナのせいで、私たちが住んでいる地域では、夏休みが2週間(8月1日~15日まで)しかありません。
そのため、塾の夏期講習を例年通り行うことができないので、現在は平日2日に加え、土曜の午前中も塾に行っています。
もちろん別料金です…。
学校の授業に比べ、邪魔をするお友達がいないため、勉強は楽しいようです。
子供が楽しめるならまぁいいのかな。
勉強って本来は楽しいものですものね。