鳥取県智頭町(岡山県との県境にある町です)の山の奥にある「みたき園」に行ってきました。
昭和にタイムスリップしたかと思ったよ。
息子が小さい頃に何度か「行ってみようかな?」と思いながら行かなかったことを後悔しました。
大人も子供も楽しめるところです。
子供も大人も楽しい【みたき園でできること】
藁ぶき屋根の母屋「草屋」、立派な木造の建物「かずら」など数軒の建物と、たくさんの木々、その間を流れる小川、と、まるで別世界に迷い込んだようなとっても広い園内には、好奇心をくすぐるものがたくさんあります。
キョロキョロキョロキョロあちこち歩いて写真を撮っていたら、迷子になりました。
にわとりが放し飼い
園内にはたくさんのニワトリが放し飼いになっています。
私が知っているニワトリといえば、高校時代の友人の家で飼われていたニワトリ「おいでさん」で、おいでさんは、「さん」付けで呼ばないと確実にキレるだけでなく(さん付けで呼んでもキレるときはキレる)、人を見つけると容赦なく襲い掛かる恐ろしい生き物だったのですが、みたき園のニワトリは、人間をまったく気にしません。
こちらが何もしなければ襲ってくることもないし(それが普通なのかな?)、近づいても無反応だし、気が付いたら足元にいます。
小川とめだか
先ほど、ニワトリさんたちがいた小川です。
メダカが飼われていたり、ラムネが冷えていたりします(ラムネは売店で買えます)。
時代劇に出てくる赤毛氈の席
時代劇に出てくるお団子屋さんの店先に置いてあるような赤毛氈(もうせん)の席が園内のあちこちにあります。
高確率でニワトリもいます。
絶景の滝「天空の滝」
ここに来て、実際に見てまわるまでは、「むかしの集落を利用した開発エリアなのかな?」と思っていました。
でも、園内の小川や木々、建物を見て回っているとすべて計算され、このために人の手で作られたものだというのがわかります。
おかみさんに話を伺う機会をいただいたので、おかみさんに直接いろいろたずねてみたところ、ご主人が数十年前に自分の土地を開拓して作り上げたものなんだそうです。
もちろん建物も小川もです。
「酔狂な人だと言われてたのよ」とニコニコしながら言うおかみさんは、とってもかわいく、幸せそうでした。
今現在は、古民家カフェが流行っていますし、わざわざ都会から田舎に来る人も増えていますし、私にとってはつい数年前?に感じる昭和時代のものを「昭和レトロ」とありがたがっていまが、昭和のあの頃だと周りに理解されなかったと思います。
先見の明があったんだね。
そして、驚いたことに、この滝「天空の滝」も人工のものなんだそうです(岡山の(井倉洞(いくらどう)の滝も人工だし、人工の滝って意外と多いの?)。
川床席
みたき園での食事席には、天空の滝が流れ落ちる川沿いの川床席もあります。
土産店
入口横にあるおみやげ処では、名産品の販売や、だんご、などが売られていました。
葛アイスや、ランチで食べたお惣菜もありました。
おしゃれカフェ「小鳥のCafé Quince(クインス)」
天空の滝が見える川沿いに、小鳥のCafé Quince(クインス)があります。
カフェ店内には、手作り雑貨の販売もありました。
山里料理【ランチメニュー】
コース料理は3種類あり、前日までの予約制です(一部単品メニューもあるそうですが、提供できない場合もあるそうです)。
コースは、
- 桧:6,600円
- 杉:4,840円
- 竹:3,300円
があります(2024.7現在)。
私たちは、テーブル席もある建物「かずら」でいただきました。
囲炉裏があるとーーーっても広い店内へは、靴を脱いで上がります。
私が小さいときはスイカこうやって冷やしていました。
美味しさ倍増だよね。
子供用椅子(写真右奥)もありました。
私が行った日は満席で、時間をずらした遅い時間からのランチだったため、食べ終わる頃にはこの広い店内私たちだけになっていました。
食べ始める前はほぼ満席で、団体(法事?)での利用もあったようです。
ぐるりと窓に囲まれています。
窓の外は、こだま(もののけ姫)がカラカラ言っていそうな景色が広がっています。
♪カラカラカラカラ
コース料理【竹:3,300円】
私たちは一番安いコース料理「竹:3,300円」にしたのですが、写真を撮ってさぁ食べようと思ったら、どんどん追加で小鉢が運ばれてくるわ、ご飯はお櫃(ひつ)でくるわで、お腹いっぱいになりました。
安いコースでも充分満足できる内容です。
心の中に聴こえてくるこだまの声を聴きながらデザート(食事に含まれています)をいただきます。
だんご
水戸黄門ファンの私は、ここでお団子食べたかったんですよねー。
至極の時間です。
みたき園情報
- 住所:鳥取県八頭郡智頭町芦津707
- 定休日:火曜・水曜
※祝日の場合営業の可能性あり
※冬季休業あり - 営業時間:10時30分~16時
※食事は11時30分~14時
雪深い山奥なので、4月1日~12月第1日曜まで営業(12月中~3月はお休み)です。
駐車場は30台分ほどありますが、逆に車以外で来ることができないところです(バスはありません)。
園内には「小鳥のCafé Quince(クインス)」、すぐ近く(車で30秒くらい)には豆乳スイーツのお店「粒と雫」があります。