育毛剤などを湿布する際に、頭皮マッサージをしている方も多いと思います。
頭皮をマッサージをして、頭皮を柔らかくしておくとことで、頭皮の柔軟性が保たれ、育毛環境を良くする効果があるのでマッサージを習慣にしておくのはとても良いことです。
しかし、その際に、痛みを感じるような場合は注意が必要です。
【原因】頭皮の痛み
痛みの種類や強さにもよりますが、そのまま普段通りにマッサージするのはNGです。
痛みがあるときは、マッサージだけでなく、頭皮に関するケアを一度すべてストップしましょう。
頭皮の痛みの原因には様々なものがありますが、自己チェックですぐにわかるものには、
- 湿疹・ニキビ
- 日焼け
- 乾燥
などがあります。
湿疹・ニキビなどによる痛み
頭皮にニキビが出来てしまった場合や、痛みを伴なう湿疹が出来てしまった場合です。
とくに湿疹・痛みなどが、
- 美容院へ行った
- 自分でカラーリング剤などを使った
- 新しいシャンプー・育毛剤などに変えた
などを1週間以内に行った後に現れた場合は、それらが原因の可能性が高いです。
その場合は、
- シャンプーをお湯シャンに変える
- 育毛剤や洗い流さないトリートメントなどをしない
など、刺激を与えないようにして過ごしましょう。
それでも痛みが続く場合は早めに皮膚科を受診してください。
日焼けによる痛み
頭皮は、身体の中で一番日光から近く、日焼けしやすい部位です。
海に行った後、炎天下で帽子をかぶらないで作業した後などに、頭皮が痛くなった場合、それは日焼けが原因かもしれません。
ヤケドに近い状態であるならば、すぐに病院へ行きましょう。
ヤケドとまでいかなくても、頭皮が日焼けした後は、皮がポロポロむけて見た目がよくない(清潔感がない)期間が長引くこともあるので、病院に行ったほうが早く落ち着きます。
頭皮の日焼けはバカにできません。
外出するときは、必ず帽子や日傘等で頭皮を守りましょう。
乾燥による痛み
頭皮が乾燥することで痛みが出る場合もあります。
同じことになりますが、過剰なケアはNGです。
どこにも異常がないのに頭皮が痛い
- 湿疹・ニキビ
- 日焼け
- 乾燥
これらに一つも心当たりがなく、頭皮をチェックしても、目立った外傷もないのに痛みが続く場合は、早めに受診しましょう。
ピリピリした痛みがある場合は、神経からくる痛みである可能性があります。
また、痛みが出ている間は、特別なケアは控えましょう。
【解消法】頭皮の痛みが薄毛に与える悪影響
頭皮のトラブルは、直接髪の毛のトラブルにつながります。
荒れている土地からは、美味しい作物は採れないですよね。
それと同じなんです。
「頭皮が痛い…どうしよう。病院へ行こうかな。でも…」と悩むストレスも、育毛環境にもよくありません。
コリによる痛みを治す・改善する方法
肩や首のコリからくる、頭皮のコリ、頭全体の痛み・重さであれば、マッサージで軽減されることもあります。
その場合は、信頼できる治療院(マッサージ、整体、カイロプラクティック、針など)を利用するのもいいかもしれません。
しかし、痛みが続いている状態のマッサージはオススメしません。
また、症状が重い、治療院などへ行ってもしばらくすると再発するといった場合は、やはり病院へ行くべきです。
いきなり脳外科へ行かなくても、ペインクリニックなどを利用する方法もあります。
早期治療が薄毛を予防する
育毛ケア・頭皮ケアは、少しでも早く始めるのが一番のコツです。
薄くなった毛を元に戻すことより、薄くなるスピードを緩めるほうがはるかに簡単だからです。
それと同じで、もし、病気が原因である可能性があるならば、少しでも早く治療をしたほうが、健康にも、育毛にも、精神安定的にもいいのは明らかですよね。
病院へ行くことで「安心」が手に入りますし、もしかしたら何か病が見つかるかもしれません。
原因・治療法がわかって少しでも早く痛みがなくなるほうがいいですよね。
また、万が一、病院の診断結果に納得がいかなかった場合は、他の病院へ行ってみるのもありですよ(セカンドオピニオン)。
最後に、何度も同じことを言うようですが、痛みがある場合は、
- シャンプー
- トリートメント(流すタイプ・流さないタイプ)
- 育毛剤
など、頭皮に関わるものはすべて使用を中止しましょう。