新学期に、「ぞうきん」を持って行かないといけない学校も多いのではないでしょうか?
うちの息子が通う小学校の場合は、
- 春休みあけ:2枚
- 夏休みあけ:1枚
- 冬休みあけ:1枚
と、年間4枚「ぞうきん」が必要です。
兄弟・姉妹がいる場合は、この2倍・3倍…の枚数が必要でしょうし、奉仕作業などで別途必要になることもあります。
つまり、子ども一人につき小学校の6年間で30枚くらい「ぞうきん」が必要!ということです。
そんな「ぞうきん」
買うのと縫うのと、どちらがお得なんでしょうか?
雑巾はどこで買う?
- スーパー(イオンなどのちょっと大きいところ)
- 100均
- ホームセンター
など、比較的どこでも売っています。
今回は、「ホームセンター カインズ」で、2017年4月9日に売られていた雑巾と比較してみることにしました。
ミシンで縫ってみよう!
フェイスタオル(よく粗品でもらうサイズのタオル)を13枚用意し、手縫いはめんどくさいので、ミシンでガーっと縫うことにしました。
まずは息子に「ぞうきん」のサイズを確認します。
ぞうきんの大きさ・サイズは?
「ぞうきん」の大きさはこれくらい?
(タオルを2つ折り)
それくらいのもあるけど、普通のはもっと小さいよ。
これくらい?
(タオルを4つ折り)
それくらいのもあるけど、普通のはもっと大きいよ?
えー?
この2つ以外は、規格外です!
普通の大きさじゃなくてもいいよー。
なんでもいいー。
ねぇねぇ。
「普通のぞうきん」って何?
みんな大きさバラバラだけど、「普通のぞうきん」が一番多いんよ。
・・・一番多いものを通常は「普通」とよぶ。
というわけで、「カインズで売られていた雑巾」くらいのサイズ、タオル4つ折り分の大きさで作ることにしました。
雑巾の作り方
まずはタオルを2つに切ります。
タオル1枚で「ぞうきん」2枚作ったほうがお得♪ ということと、売っていたのはかなり薄かったので、これくらいの厚みが標準なのではないかと。
(息子に厚みを聞いたら、薄いほうが「普通のぞうきん」という答えでした)
息子の学校は、
- 名前なし
- ぶら下げる用のヒモなし
の、本当に「普通のぞうきん」でいいので、縫うだけで出来上がります。
雑巾のぬい方
切ったタオルを二つ折りにして(折った方が下)、通常は上記の①~③の縫い方をするのですが、私は④の「折り返した1辺を縫わない方法」にしました。
一筆書きできる縫い方が楽なのと、同じところを2度縫うのは糸がもったいない!ということで、①と迷ったのですが、「バッテン」が付いていた方がかわいいかなぁ。というしょーもない理由です。
きちんと作る人は、タオルの端っこの厚みのある「折り返している部分」を切って縫う①の方法で縫うそうなのですが、両サイドを折りこむのはめんどくさいし、いっぱい切ると糸くずが出てホコリが舞うし…ってことで②のように縫いました。
雑巾を縫うのにかかる費用と時間
雑巾を縫うのにかかる費用は、
- 糸代
- 電気代
くらいです。
タオルを買ってまで「ぞうきん」を縫う人はいないと思うので、タオル代は入れていません。
糸は、大巻を買ってきたので414円。
26枚の「ぞうきん」を縫うのに、1/4くらい使ったので約100円ほどかかった計算です。
ぞうきんを縫うのにかかる時間
これが思ったよりかかりました!
「ぞうきん」を1枚作る(切る・縫う)のには、集中してやっても約3分30秒かかります。
さらに、途中で下糸がなくなったり、
ボクもやってみたーい!
と、お手伝いが入ったりしたので、26枚の「ぞうきん」を作るのに、なんと約3時間もかかりました。
縫うのと買うのはどっちがお得?
今回の「ぞうきん」対決の条件は、
- 名札なし・吊り下げ紐なしのシンプルな雑巾
- 素人がミシンで縫う VS カインズ(ホームセンター)で買う
です。
カインズの「ぞうきん」は3タイプあります。
- めっちゃ薄い「ぞうきん」(名札付) 1枚:38円
- めっちゃ薄い「ぞうきん」 10枚:298円
- ちょっと厚めの「ぞうきん」 10枚:498円
この中から、私が作った「ぞうきん」に近い「めっちゃ薄いぞうきん 10枚:298円」と勝負しました。
ぞうきん対決結果発表
ミシンで、私が「ぞうきん」を縫ったら、1枚を仕上げるのに3分30秒ほどかかりました。
つまり、10枚作るのに35分かかる計算です。
カインズでは10枚入りの「ぞうきん」が、税込298円で売られています。
それらをふまえると、
私のぞうきん縫いの時給は・・・
約510円!
うん。
う・・・ん。
安っ!
私の時給安っ!
絶対買った方が安くて早いです。
糸代・電気代を入れなくてこの結果ですよ?
しかも、休憩しないでひたすら切って・縫っての計算ですよ?
ミシン出したり片づけたり、掃除機あてたりする時間を抜いてですよ?
絶対買ったほうがいいっ!
雑巾を買って何が悪い!
「ぞうきん」を縫うことがムダと言っているわけではないんです。
「雑巾を買うなんて、近頃の若い子はどうかしてるわ!」という、ことばに傷つけられているお母さんたちに伝えたかったんです。
共働きで、ミシンがなくて手縫いで、しかも兄弟・姉妹がたくさんいる家庭なら、間違いなく買ったほうが早いです。
休日の3時間を苦手なことに費やすなら、894円払って「ぞうきん」30枚買ったほうがお得です。
その3時間で、子どもと一緒にお出かけしたり、一緒にテレビ観たり、一緒に宿題をしたほうがいい!
私は、今回、ずーーーっとためてきた、企業さんからいただいた新品タオルを使って「ぞうきん」を作りました。
きっとそれも怒られるでしょうね。
「新品のタオルを雑巾にするなんて!」って。
だって、最近のタオルは丈夫で、そうそう「ぞうきん」に回す古タオルなんてできないです。
しかも、うちなんてボロボロになるまで使うので、それを「ぞうきん」にするときは、もうかなりクタクタです。
ハサミなんていらないくらいクタクタなので、どうせ家で使うだけだし・・・ってことで、いいくらいの大きさに手で引き裂いて、「ぞうきん」として使っています。
ワイルドだろぉ?(古い)
ぞうきんを縫うメリットとデメリット
私は、余った新品タオルを活用できてよかったかなぁと思っています。
数枚ずつ縫うのはめんどくさいけど、これだけ作っておけばきっと卒業までは大丈夫!(なハズ!)
「ぞうきん」を縫うメリットは、
- (裁縫が好きな人は)楽しい
- いらないタオルを再利用できる(エコ)
- 子どもに「物作り」・「ミシンの使い方」を伝えることができる
デメリットは、
- 時間がかかる
- コスパが悪い(買った方が早い・安い)
- 掃除が大変
などでしょうか。
やっぱりデメリットのほうが目立ちますね。
しかも・・・
糸を買いに行っただけなのに、
これでお財布作って~!
ねぇ。
お願い♡
なんてことになり、702円もする布を買わされる。なんていうデメリットまであります。
でも、そんなかわいい息子との時間は・・・
プライスレス♪