大人から子供まで(対象年齢が10歳から120歳まで!?)の話題の本「5分で論理的×思考力ドリル」を小学5年生と一緒に遊んでみました。
論理的×思考力ドリルの役割
このドリルは、解けた・解けないという結果ではなく、解くまでのプロセスを楽しむものです。
そのため、私と息子で同じ問題を解いても、私は知っている公式をあてはめて解くことが多いのですが、息子は「ヒラメキ」だけで解くことが多いです(それがあっているか間違っているかはおいといて)。
なんでもかんでも数式にあてはめるのではなく、考えることの楽しさを学べます。
問題は、子どもにもわかりやすいなじみある形式となっていますし、次のページにヒントが書かれているので、考えすぎて迷子になってしまったら、答えを見るのではなくヒントから答えへの道筋が見えてくることもあります。
※解説付きの答えは最後に別冊(取り外せる)として付いています
5つの思考回路
このドリルは、問題や課題を解決する考え方のアプローチとして、5つの思考回路を活用しています。
- スキャン回路
- クリエイト回路
- リバース回路
- ノック回路
- ステップ回路
読みとる力「スキャン回路」
「スキャン回路」は、問題文から必要な情報を読みとる力です。
問題の本質を見抜けるようになります。
ひらめき力「クリエイト回路」
「クリエイト回路」は、問題を別の視点から考える力(ひらめき力)です。
これまで思いつかなかった方法を思いつくようになります。
逆算する力「リバース回路」
「リバース回路」は、問題を解く道のりを想像し、逆算する力です。
解決するにはどうすればいいか、逆算できるようになります。
洗い出す力「ノック回路」
「ノック回路」は、可能性をすべて洗い出す力です。
あらゆる可能性をすべて洗い出せるようになります。
組み立てる力「ステップ回路」
「ステップ回路」は、問題の解決に向けて一つ一つ順序正しく組み立てる力です。
「こうすれば、こうなる」と、手順を組み立てられるようになります。
【ちょっとやさしめ】5分で論理的×思考力ドリル
大人が答えを導き出すには簡単な問題が多いですが、解説を見ると、その解き方に驚くことがあります。
「ヒラメキ」が足りてない…。
小学生であれば、まずはこの「ちょっとやさしめ」からスタートするのがオススメですよ。
各章(各回路)には、7つの問題があり、難しさが★1~★3で記されています。
例題
これが、本の帯にも書かれている、「ある年の8月は水曜日と日曜日が同じ数だけあります。では、8月1日は何曜日?」は、「リバース回路」の問題です。
【通常版】5分で論理的×思考力ドリル
こちらが通常版です。
問題は異なりますが、イラストもありますし、子どもでも充分解ける問題です。
例題
本の帯にも書かれている、「7人でジャンケンをしたら、伸びている指の合計が13本でした。グー・チョキ・パーは何人ずついる?」は、「クリエイト回路」の問題です。
ノートとペンを用意して楽しく学ぼう
同じ問題でも、すぐにxやyを使おうとする大人とは違い、子どもはあの手この手で問題を解こうとします。
子供の論理的思考力を育てるのはもちろん、大人の凝り固まった頭を柔らかくするのにも役立つドリルです。
せっかくなので、親子で一緒に楽しむのがオススメですよ。
ただし、間違えを子どもから指摘されることもあるので、涙をふくハンカチと、心を癒すためのチョコレートを用意しておきましょう。