カキオコ(牡蠣のお好み焼き)で有名な岡山県備前市日生に、日本にここだけしかない古代中南米美術専門美術館「BIZEN中南米美術館(旧:森下美術館)」があります。
中南米(メキシコ~ボリビアの11か国)の貴重な土偶、石器、石造、織物などが2,300点以上展示されている美術館です。
しかも、運がよければ(もしくは予約すれば)、本物に触れたり、コスプレをすることもできます。
子供も大人も楽しみながら学べる
日生には、牡蠣を食べに年に何度か訪れているのですが、こんなに近くに貴重な美術館があることを知りませんでした。
前日に行ったペルー料理レストラン「ペルーグリル」で教えてもらったよ。
大人がしっかり学べば深く知ることもできますし、漢字が読める年齢の子供であれば遊びながら中南米の歴史の概要がつかめるかもしれません。
イノシシのゆるキャラ「ペッカリー」
そもそも私は、ペルー料理屋さんでいただいたパンフレットのペッカリーちゃんのゆるさと、マヤ文字で名前を描いていただける「古代マヤ文字ドネーション」に惹かれて、旅程を変更してここに来たんです。
ペッカリーちゃんは本物はもちろん、ゆるきゃらペッカリーちゃんにも会えます。
写真・動画OK!
写真・動画の撮影はもちろん、SNSでのシェアもOKです。
※ただしフラッシュはNG
古代マヤ文字で名前を書いてくれる
「古代マヤ文字ドネーション」は、今流行りのクラファン(クラウドファンディング)のようなもので、3,000円払うと好きな言葉をマヤ文字にしてくださいます。
ハンコも欲しい!
ということで、我が家では6,000円(基本:3,000円+ハンコ:3,000円)を払って息子の名前で参加しました。
実物を紹介したいところなんだけど、古代マヤ文字が読める方だと息子の名前がバレちゃうので詳しくはパンフレットを参考にしてくださいね。
古代マヤ文字「うーと」
先日また行ってきました!
展示されているものは膨大な貯蔵品のごく一部なので、1年もたつと展示品が随分入れ替わっています。
何度行っても楽しめるよ。
今回は、夫と私も「古代マヤ文字ドネーション」に参加し、額とハンコをゲットしました。
美術館に行かなくても参加できます。詳しくはコチラ【公式ページ】https://quetzalcoatl.at.webry.info/202101/article_2.html
ネイティブ風コスプレ
左奥にいるのはゆるきゃらペッカリーちゃん
寄付(古代マヤ文字ドネーション)をした人限定で、刺繍が素敵な衣装を試着することができます。
男性用は羽織るタイプ(2種類)で、女性用は数種類ありました。
解説が独特(展示物がおもしろい)
土器のおろし器です。
紀元前の人が、おろし器を魚の形にする遊び心に驚きました。
あっはっはっはっは!
めっちゃかわいいー♡
えっ・・・?
このやる気のなさそうなおっさんがほぇ~としているかわいい土器は何かというと…
笛吹きボトルでした。
収蔵品のすべてが展示されているわけではなく(ものすごい量があるのと、都会の美術館やイベントで貸し出し中のものもあるため)、展示されているものは随時入れ替わるため、いつ行っても楽しめます。
宝(ヘビ)探し
この壺が、ヘビを探せというから…2階だけでもかなりの展示数なのですが、息子が見つけました!
答えは言わないでおきますね。
本物の笛の音を聴く・触れる
予約のときにお願いしておくと、館長が案内してくださいます。
そして本物の笛吹ボトル(レプリカじゃないよ!本物っ!)を吹いてくださるんです。
しかも2~3種類!
古代の音色に思いを馳せる…
そして、これは大人限定ですが、これまた本物に触れる…というか持たせてもらえます。
※大人限定:ある程度落ち着きのある中学生くらいから
落としたら大変だからドキドキ!
これが思ったより・・・でした(実際に持って感じてみてね)。
そしてコレがまたすごいです。
国立科学博物館で行われている「マチュピチュ発見100年インカ帝国展」の目玉展示品と同じタイプの貴重な木でできた本物!レプリカじゃなくて本物!を実際に触ることができました(上の写真は息子です)。
場所・休館日・料金など
- 住所:岡山県備前市日生町日生241-10
- 休館日:月曜日・木曜日
※祝日の場合を除く(祝日の場合は翌平日が休館日) - 開館時間:10時~17時
- 入館料:大人700円
大学生・高校生500円
中学生・小学生300円
駐車場は美術館のすぐ隣にあります。
コパン遺跡「ワシャクラフ王の石碑」
近くにはたくさんのカキオコ店があります。
美術館で3時間ほど過ごした後、歩いて40秒ほどのところにある「もりした」に行きました。
美術館へ行った人は通常の料金で大盛にしてくれるよ!
日生のカキオコ
美術館の前と後にカキオコ食べるっていうのもいいかも!
「カキオコ」には厳しいルールがあるんだけど、その中でもお店によってかなり個性があるからいろいろなお店で食べるのがオススメです。
- 美術館すぐ近くの「もりした」
- おっぱい焼きが気になる「安良田(あらた)」
- 岩塩で食べる「タマちゃん」
- 番外編:五味の市で「牡蠣フライソフトクリーム」