先日、岡山県北房町(現:真庭市)に行ったときに、
どこかこの辺りで美味しいランチが食べれるお店ないかな~♪
と、「北房町 ランチ」でネット検索したんです。
私はここでランチが食べたいの!
「北房町」で検索したにも関わらず、「真庭市」の情報ばかり出てきます。
- 真庭市周辺オススメランチ15選
- 真庭市のランチ 昼の人気ランキング
- 2017年 真庭市のグルメ・レストラン・ランキング10選
・・・
まぁ仕方ないのです。
平成の大合併で、5町4村(北房町・勝山町・落合町・湯原町・久世町・美甘村・川上村・八束村・中和村)が合併して出来たのが「真庭市」なので。
でもね。
出てくるのは、
- 蒜山周辺(美味しいお店が多いの!)
- 勝山周辺(雰囲気いいお店が多い!)
ばかりなんです。
わかりますよ。
同じ真庭市ですもん。
そりゃまとめられちゃいますよ。
でもね。
北房町から勝山町へは、
車で30分以上かかるんです。
往復したら1時間ですよ。
まぁ行けないこともないのですが、私は北房町周辺でランチが食べたいんです!
そして、蒜山まで行こうと思ったら、
片道1時間以上かかります。
もちろん車で。
ランチ時間終わっちゃうよー!!!
月刊タウン情報誌「おかやま」
岡山県民なら知っているあの、
県民の
県民による
県民(と旅行に来られた方)のための雑誌でさえ…
月刊タウン情報「おかやま」の先月号(2017年10月号)に、美作三湯日帰り旅特集がありました。
美作三湯とは、岡山県「県北」の3つの温泉街のことです。
- 湯郷温泉(旧:美作町・現:美作市)
- 湯原温泉(旧:湯原町・現:真庭市)
- 奥津温泉(旧:奥津町・現:鏡野町)
各温泉を、日帰りでほどよくエリアを満喫できるコースが紹介されていました。
1.湯郷温泉日帰りコース
- 美作市:湯郷温泉
- 美作市:近くのカフェで昼食をとる
- 勝央町:おしゃれなパン屋さんで休憩
- 奈義町:菩提寺で紅葉を楽しむ
- 奈義町:現代美術館
ちょっとハードスケジュールですが、周れそうです。
湯郷温泉近くには、歩いて数分圏内にたくさんのカフェもありますよ。
2.湯原温泉日帰りコース
- 北房町(真庭市):コスモス畑
- 勝山町(真庭市):ランチ
- 勝山町(真庭市):神庭の滝で紅葉を楽しむ
- 湯原町(真庭市):カフェ
- 湯原町(真庭市):湯原温泉
最後に温泉ですし、帰りが遅くなったら高速道路を使う。という奥の手もあるので1日で周れそうです。
3.奥津温泉日帰りコース
問題はこのコースです。
どの順番で周ってもムリがあります。
きっと最後のカフェを5番目に持ってきたかったのだと思うのですが、位置的にムリがあります。
※縮尺は適当です
紹介されているカフェのラストオーダーは16:30なので、まず間に合いません。
そもそも、奥津温泉メインなのに、ランチのために美咲町(旧:中央町)に片道45分かけて行って、また津山へ25分かけて戻る意味がわかりません。
奥津町にもお蕎麦を食べれるお店はあるし、もう少し北上して上齋原村に行ったら囲炉裏でご飯を食べれるところもあるのに、どうして戻った?
- 奥津温泉施設内のカフェ「あえる」
- 奥津温泉から歩いて5分のおばんざいビュッフェ
- 奥津温泉から津山へ戻る途中にあるお蕎麦屋さん「秀峰」
- 上斎原村の囲炉裏でご飯「うたたねの里いっぷく亭」
※ただし、上斎原まで行くとそれはそれで時間がなくなります
※美咲町のお蕎麦屋さんがどうこうではなく、奥津温泉ツアーに組み込むのにムリがあるだけです
これ、岡山の雑誌特集なんだけどね。
そうだよね。
そもそも日帰り旅とかいって、岡山市が出発地プランだし、岡山市のライターさんは岡山県の北半分の田舎のことなんか知らないわよね。
けっ!
田舎なめんな!
イノシシ出すぞ!
つまり・・・
最近は、「地名・カフェ」で検索すると、まとめサイト(Retty、ぐるなび、食べログ…など)がズラーっと並びますが、本当にビックリするくらい参考になりません。
そもそも、こういうまとめは、行ったことがない人が雇われて作っている・もしくは適当な口コミから機械的にランキングしていることが多いです。
まず、自分が住んでいる地名・カフェで調べてみてください。
「えっ? ここを紹介する?」
「はっ?」
「ほとんどチェーン店やん?」
なんてことになっています。
これは、カフェやレストランに限らず、旅行や観光スポットでも同じようなウソ・でたらめまとめサイトがたくさんあります。
そんなわけで何が言いたいかというと、本でもネットでもテレビでも、行ったことがない人が寄せ集めでまとめたら、とんでもないものが出来上がっちゃうということ。
実際に行ったことがない人が作った「まとめ」や「プラン」なんて参考にならんわ!
イノシシ出すぞ!
※イノシシは岡山県北で比較的よく出会う野生生物です