岡山駅と後楽園の間、岡山シンフォニーホール近くに岡山市立オリエント美術館があります。
北アフリカ、トルコ、アラビア半島、インド辺りのオリエンタルな展示品がたくさんあるよ。
今回は、オリエント美術館の特別展「ヒンドゥーの神々の物語」に行ってきました。
ヒンドゥーの神々の物語
「ヒンドゥーの神々の物語」は、2022年7月16日から9月11日の期間限定の特別展です。
- 大人:1,000円
- 65歳以上・大学生・高校生:800円
- 小中学生:500円
通常の入館料は100円~ですが、特別展は別料金(入館料を含む)となっています。
中南米(ペルー)との類似点?
インド世界の誕生エリア(紀元前のエリア)は、コブウシ土偶を始め、なんだか見覚えがあるような展示品がありました。
バローチスターン地方は現在のパキスタンの辺りなんですが、中南米美術館で見たような絵柄がたくさんありました。
※BIZEN中南米美術館の展示品
※BIZEN中南米美術館の展示品
パキスタンの壺は紀元前3500~3000年で、ペルーの壺は紀元前50~紀元800年。
年代も距離も随分離れているのになんだか似てる気がする…。
BIZEN中南米美術館もオススメだよ!
音声ガイドを借りよう
「ヒンドゥーの神々の物語」では、500円で音声ガイドを借りることができます(自分のスマホのアプリを使うことも可能)。
あまりヒンドゥーの神々に詳しくないのであれば、音声ガイドはあった方がいいかも!
ヒンドゥーの神様多すぎて、もう誰が誰だかわからなくなるの。
ヴィシュヌの化身が10人もいるし。
そのうちの一人がブッダだし。
インド料理店でよくみるガネーシャ(頭が象の神様)は、ビジュアルがなんとなく好きだったんだけど、どうして頭が象なのか知らなかったんです…。
どうしてガネーシャの頭は象なの?
なんと、そもそもガネーシャは、お母さん(パールヴァティー)の垢から作られたんです。
ある日、ガネーシャは、お母さんがお風呂に入っている間、誰も入ってこないように見張っていると、お父さん(シヴァ)が入ろうとしました。
もちろんそれを止めたガネーシャ。
ところが、怒ったお父さんに首を切り落とされ投げ捨てられたんです。
それを知ったお母さんがひどく悲しみ、怒ったので、お父さんは慌ててガネーシャの頭を探したのですが、どんなに探しても頭は見つからず、仕方なく通りがかった象の首を落として変わりにくっつけた・・・
っておいっ!
つっこみどころ満載やんけっ!という話。
ヒンドゥーの神々の物語は、この手の話がいっぱいあります。
どうしてこんなおもしろい神々が信仰の対象になったのか興味がわきすぎて本を買っちゃいました。
現代風のインドの神様
アートになった神様たちも素敵でした。
館内ショップ
入口に入ってすぐのところに館内ショップがありました。
いつも取り扱っている商品と、特別展に関する商品があったので気になった商品を2つ購入しました。
左:エジプトっぽいトランプ【600円】
右:ガネーシャのブロマイド?【100円】
障害を取り去り、財産をもたらす商業の神・学問の神のガネーシャ様のキラキラブロマイドは私の部屋に飾っています。
エジプトっぽいトランプはかなり作りが悪くて紙の端っこがガサガサだったりするけど、絵柄がとってもかわいいので息子が購入しました。
このトランプは特別展とは関係なく販売しているようです。
オリエント美術館基本情報
- 住所:岡山市北区天神町9-31
- 休館日:月曜日
※祝日の場合は翌平日
※展示替え期間
※年末年始 - 開館時間:9時~17時
- 入館料:大人310円
大学生・高校生210円
中学生・小学生100円
※特別展は別料金
支払いは現金のみ、駐車場はありません。
この辺りは見どころ満載で、後楽園を始め、オリエント美術館の隣の隣が岡山県立美術館、5分ほど歩いたところに林原美術館もあります。