ネイティブアメリカンの神話をヒントに生まれたディズニー映画「ブラザー・ベア」です。
絵のタッチがあまりかわいくないので、(ネイティブアメリカンをイメージしているのでしょうが、ムーラン、ポカホンタスなどと同じようなのっぺり系の人物たち)ディズニーの華やかな映画が好きな人には向かないかもしれません。
しかし、大自然の美しさと、フィルコリンズの音楽、壮大なテーマで、ディズニーファン以外からの評価が高い映画でもあるのです。
ブラザー・ベア Brother Bear 2003年
主な登場人物
- キナイ(クマ、元人間 ♂)
- コーダ(キナイを兄のように慕うこぐま ♂)
- トゥーク(ヘラジカ ♂)
- ラット(トゥークの弟、ヘラジカ ♂)
- デナヒ(キナイの兄)
- シトゥカ(キナイ・デナヒの兄)
主題歌・挿入歌など
- ルック・スルー・マイ・アイズ
- グレイト・スピリット
- ようこそ
- ブラザー・ベア
- 変身
- ぼくの旅
φ(..)メモメモ
- 続編に、「ブラザー・ベア2」がある
ブラザー・ベアのあらすじ
氷河期後のアメリカ北西部。
まだ人間が自然の一部として、動物たちの精霊に守られて暮らしていた時代のお話です。
主人公のキナイは3兄弟の末っ子。
しっかり者の長男シトゥカはクマとのトラブル(正確にはキナイが原因ですが)で命を落とします。
その後、復讐のためにクマを殺したキナイは、大自然の怒りに触れ、クマの姿に変えられてしまいます。
人間に戻るために、キナイは光が降り注ぐ大地へ向かうのですが、ひょんなことから迷子の小熊コーダと一緒に向かうこととなり、やがて2人(2匹)の間に絆が芽生えます。
しかしコーダの母熊は、あのときキナイが殺したクマだったのです!
続きは本編で♪
見どころ
復讐をすることで、また新たな復讐を生むことになりかねない。
相手の立場からも物事を考える重要性が描かれています。
私は、もし愛する息子が殺されたとしたら、刺し違えてでも相手を殺しに行くと思います。
ただ、それが正しくない行動だということはわかっています。
この映画を観ると本当によくわかります。
でも・・・難しいですね。
特徴
DVDの最初に注意(お知らせ)が出ますが、この作品は最初の24分とその後で画面のサイズが変わります。
ちょうど、キナイが熊に変わったところです。
主人公が熊になったところで、私たちの視野も広がり視覚的効果が得られるのだと思います。
音楽(主題歌・挿入歌)
なんといっても音楽!
最初の壮大な大自然と共に流れる掴みの部分。
ここはティナ・ターナーが歌う♪グレイトスピリットがピッタリ。
なんと日本語版では、天童よしみさんが歌っています。
さらに、フィルコリンズが日本語で歌う ♪No Way Outは心に沁みます・・・
ブラザー・ベア2
左から:コーダ・キナイ
ブラザーベアの続編です。
キナイが幼い頃の友達、ニータ(人間の女性)が登場します。
ブラザーベア2のあらすじ
キナイとコーダが楽しく暮らしているところへ、ニータが現れます。
ニータは、幼い頃のキナイとの縁を断ち切らないと結婚できない。とグレイトスピリッツ(祖先・精霊・動物たちの魂のようなもの。見た目はオーロラ)に言われました。
縁を断ち切るために、幼い頃にキナイにもらったお守りを2人で、グレイトスピリッツの元で燃やさないといけません。
キナイ・コーダ・ニータで旅をするうちに、ニータの気持ちが変わっていきます・・・
続きは本編で♪
ブラザーベア2について
映画ではなく、OAV(オリジナル・ビデオ・アニメーション)として2006年に販売されました。
内容は、前回とは違い軽いです。
兄弟(家族)愛と、恋愛が少し入ったもので、観る前から結末が予測できるタイプ。
でも、わかっているのになぜか泣いちゃうんですよねぇ・・・。
日本語吹替えについて
ブラザーベアではキナイの吹替えを、少年隊の東山紀之さんがしていたのですが、ブラザーベア2は声優さんだけでの吹替えになっています。
ブラザーベア 予告編【動画】
ブラザーベア2
おすすめ度 ★★★★★
未就学児には少し・・・かなり難しい内容かもしれません。
また、絵がこんなのなので最初の24分はつまらなく感じるかも。
でも、ディズニーが好きでない大人の方にもおすすめの映画です。
最初は少し重いですが、ディズニーらしいハッピーエンドなので、観終った後にグッタリすることもないと思いますよ。
ブラザーベア好きに観て欲しいディズニー映画
ブラザーベア好きのみなさんに、私がおススメしたい映画は、
大人のみなさんには
子どもさんには
です。
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