あなたは子どもの頃、歯が抜けたらどうしてましたか?
上の歯が抜けたら縁の下へ「ネズミの歯にな~れ」
下の歯が抜けたら屋根に向かって「スズメの歯にな~れ」
って投げてたよ。
と言うとみんなに、
「スズメって歯があったっけ?」
「投げるところは合ってるけど、どっちもネズミじゃない?」
「スズメの歯になりたくないわー」
と、散々コケにされてしまいました・・・。
でも子どもの歯。
投げてる場合じゃないそうです。
子どもの歯は大事
「子どもの歯なら虫歯になったほうが抜けやすいんだから、そんなにハミガキしなくても大丈夫よ。」
なんていうおばぁちゃんがいますが、そんなことはありません!
上のレントゲンを見ていただいたらわかるように、3歳にもなると、もう立派な大人の歯が待機しているんです!
私と息子は、この大人の歯を歯のたまごと呼んでいました。
この歯のたまごは、子どもの歯の根っこを吸収して表へ出てきます。
つまり子どもの歯が虫歯だった場合、大人の歯に影響があると考えられているんです。
うちの息子はレントゲン写真を見てからは、
歯のたまごちゃんが元気に生まれてくるようにハミガキがんばるっ!
と仕上げ磨きも嫌がらなくなりました。
親御さんは、仕上げ磨きをしっかりしてあげましょうね。
子どもの歯(乳歯)がぬけたらどうする~世界の常識
日本では、上の歯が抜けたら縁の下へ、下の歯が抜けたら屋根へ投げるそうです。
なんでもどちらに投げるときも「ネズミの歯とかえとくれ」などネズミにお願いするそうです。
それでは、世界ではどうなのでしょうか?
中国・カンボジア・シンガポール・タイ・ベトナム
上の歯はベッド・布団の下や地面に。
下の歯は屋根へ投げる。
韓国
どちらの歯も屋根へ投げる。
カラスに新しい歯を持ってきてもらう。
台湾
どちらの歯も屋根に投げる。
マレーシア
どちらの歯も地面に埋める。
身体の一部だから土に返す。
インドネシア
後ろ向きで歯を屋根に投げる。
まっすぐに投げないと新しい歯がまっすぐ生えてこない。
めっちゃプレッシャーじゃないですか!
フィリピン
歯を秘密の場所に隠して願い事を一つし、1年後にその場所で歯を見つけることができたらもう一つ願い事ができる。
アジア圏は、どこも日本に近い気がします。
土に埋めたり、歯を隠したりするなんてちょっとおもしろいですね。
アフガニスタン・バングラデシュ
ネズミの巣穴に歯を落とす。
ネズミがプレゼントを持ってきてくれることも?
インド
どちらの歯も屋根へ投げてスズメに新しい歯を持ってきてくれるようにお願いする。
スズメきたぁぁぁ!
私、インドの血が入っているのかなぁ?
ネパール
カラスや鳥に抜けた歯を見られたり、食べられたりすると新しい歯が生えてこないから、歯を地面に埋めたりして隠す。
パキスタン
綿にくるんで夕方に川に投げ込む。
川がなかったら畑やお庭でもOK。
スリランカ
目をつぶってリスに、「この歯を持って行って新しい歯を持ってきて」とお願いして屋根に投げて急いで家へ入る。
絶対に振り向いちゃダメ!
絶対に振り向いたらダメ!ってなんだかちょっと怖いよ・・・。
エジプト
綿に包んで太陽に「水牛の歯をあげるから、花嫁の歯をください」と、太陽の真ん中めがけて投げる。
南アフリカ
スリッパに抜けた歯を入れておくとネズミがプレゼントと交換してくれる。
モロッコ
枕の下に入れて寝て、朝、陽が登る頃に起きて「ロバの歯をあげるからガゼルの歯をください」と、朝日に向かって投げる。
トルコ
将来なりたい職業にまつわるところに埋める(サッカー選手になりたかったら競技場とか)。
アメリカ・カナダ・メキシコ・コロンビア・ベネズエラ・グアテマラ
歯を枕の下に入れておくと、妖精orネズミが歯を持って行って変わりにお金を置いてくれる。
コスタリカ・チリ
お母さんが、歯でイヤリングやネックレスを作ってくれる。
アルゼンチン
コップに水を入れて抜けた歯を入れておくと、ネズミが来て水を全部飲んでから歯とお金(お菓子)と交換してくれる
ブラジル
外に投げる。
イギリス・フランス・スペイン・デンマーク
歯を枕の下に入れておくと、妖精orネズミが歯を持って行って変わりにお金を置いてくれる。
スウェーデン
コップに水を入れて抜けた歯を入れておくと、歯の代わりにお金が入っている。
ギリシャ
屋根に投げる。
ドイツ
何もしない。
ドイツ・・・
もっと詳しく知りたい方は
Facebookで「子どもの抜けた歯どうしてる?」と聞くと、アメリカ・イギリス方式の人が意外に多くてびっくりしました。
なんでも妖精が来て、500円玉と交換してくれるとか。
そして、やっぱりネズミが多いですよね。
げっ歯類だからでしょうか?
アフリカはちょっと変わった風習が多くておもしろかったですよ。
詳しくはコチラの本を読んでみてくださいね。
もっとたくさん詳しく書いてありますよ。
歯から臓器を再生
うちは、病院で抜いたものは、病院が歯の形の入れ物に入れてくださったのでそのケースの中に、家で抜けたものは、とりあえずジップロックに入れています。
今は色々なタイプのケースが売られているので、それに入れて保管している人も多いそうです。
ES細胞・iPS細胞~万能細胞
聞いたことがある人も多いと思います。
将来これらの技術が進歩したときに、もしかしたら抜けた歯から臓器を作ることができることになるかもしれないんです!
ただし・・・
現段階では、医療機関(保管してもらう再生医療の提携歯科クリニック)で抜いてもらったものをその専門機関でお金を出して保管してもらうようになります。
家で抜けたものを送ることも、細菌の問題もあり確実ではないけれど対応してくれる機関もあるので相談してみるのもよいかもしれません。
(抜けてすぐに専用の入れ物に入れて送るので、私みたいにずっと保管している歯はムリです)
かなりお値段がかかりしますが、興味がある人は登録してみてはいかがでしょうか?
推奨されるものは、乳歯(10歳以下)・永久歯(30歳以下)だそうですよ。