岡山県柵原町(現:美咲町)は、鉱山で栄えた町です。
しかし、東洋一の硫化鉄(黄鉄鉱)鉱山として栄えてきた柵原鉱山は、1991年に閉山しました。
このときに、片上鉄道も廃線となったのです。
現在、柵原鉱山の坑道は、
- 鉱水処理
- 坑道農業
- トレーニング施設
等で利用されており、月に1回坑道見学会が開催されています。
この坑道見学会すごくオススメです!
鉱山跡地見学への行き方
坑道農業見学ツアーは、
- 開催日:毎月第一日曜日
- 開催時間:10時30分~・12時50分~
- 所要時間:約1時間30分
- 見学料(バス代・柵原鉱山資料館入館券とセット販売のみ):
高校生以上800円(300円+500円)
小・中学生400円(100円+300円) - 申込方法:見学会当日に吉ヶ原駅窓口で販売
吉ヶ原駅から専用バスに乗って鉱山跡地まで行きます。
帰りは、お土産店にも寄ってくださいますよ。
柵原鉱山資料館(吉ヶ原駅側にあります)のチケットも付いてくるので、見学前に行ってもいいですし、見学後駅に戻ってから行くのもいいと思います。
毎月第一日曜は吉ヶ原駅でイベント開催中
鉱山洞窟探検
軽く説明を聞いた後、ヘルメットをかぶって坑道へ向かいます。
列の前と後ろに係の方が付いてくれるので安心です。
農業・貯蔵庫
- 酒類貯蔵室
- 黄ニラ・うど軟化栽培室
- 花苗発芽室
- 菌床シイタケ他栽培室
- イチゴ花芽分化促進室
- 洋ラン花芽分化促進室
などを見学します。
岡山特産の「黄ニラ」は季節ではないので栽培していませんでしたが、坑道の暗さ・湿度・温度を利用していろいろな作物が作られているようです。
しいたけ狩り体験
別料金(300円)でしいたけ狩り体験ができる日もあるようです。
肉厚で大きなシイタケはめっちゃ美味しいのでおススメ!
鉱山は迷路
坑道の中は涼しくて夏にピッタリ!
ときどき水滴が落ちて来たり、コウモリがいたりちょっとした肝試し気分も味わえます。
低酸素トレーニングはドーピング?
ハイポキマイン・走路・やなはらというこの施設は、有名マラソン選手も利用した高地トレーニング(低酸素トレーニング)ができる施設です。
実は隣りにもう一部屋大きなトレーニングルームができる予定だったのですが、低酸素トレーニングが、スポーツマンにとってグレーな方法となってしまったので、建設は白紙に。
現在このトレーニング施設は、町民の健康維持のために使われているそうです。
硫化鉄(黄鉄鉱)重さ当てクイズ
最後に、「この石は何グラムでしょう」というクイズが行われ、正解に近かった2名に「黄鉄鉱」がプレゼントされます。
キラキラしてきれいなこの石は、鉱山資料館などで販売もされていましたよ。
鉱山公園・柵原鉱山資料館
吉ヶ原駅の前は、柵原ふれあい鉱山公園と柵原鉱山資料館があります。
公園はいつでも自由に遊ぶことができます。
鉱山資料館は、
- 住所:久米郡美咲町吉ヶ原394-2
- 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)・12/28~1/4
- 開館時間:9時~17時
- 入館料:高校生以上510円・小中学生300円
館内は、昭和30年代の町を再現したコーナー(すっごく写真映えする素敵なところなのですが、館内すべて写真撮影NGでした)や、柵原の歴史コーナー、鉱山のコーナーなどがありました。
息子は、先に坑道見学をしていたので少し興味を持って周ることができましたが、小学生にはちょっとつまらないかも…。
昭和の町並みがあったりして、記念写真を撮りたくなるような映えスポット満載なのに、写真NGだしねぇ。
やっぱり坑道見学がオススメだよ。
洞窟が好きならこんな場所もあります
●愛媛県新居浜市にある別子銅山跡「東洋のマチュピチュ」