頭皮が乾燥する季節の変わり目だけでなく、普段の何気ない行動が、頭皮にダメージを与えていることも多々あります。
抜け毛・薄毛の原因となる、
- 食事・睡眠
- ストレス
- 加齢
- 病気
などの内的要因と、
- ヘアケア
- 紫外線
- 冷え
などの外的要因をチェックしてみましょう。
気を付けたい生活習慣
髪の毛・頭皮に悪影響がある生活習慣をまとめました。
それぞれの項目について、さらに詳しくまとめた記事へのリンクも貼っているので、ぜひ参考にしてくださいね。
食事(食生活)・睡眠の乱れ
栄養バランスが崩れ栄養不足となると、髪に必要な栄養がいきわたりません。
「このご時世に栄養不足だなんて」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、好きなものを好きなだけ食べることができるこの時代だからこそ、栄養バランスが崩れがちなのです。
栄養素の中には、食事からしか摂れないものもたくさんあります。
炭水化物・タンパク質はもちろん必要ですが、不足しがちなビタミン・ミネラル類を意識して摂取することも大切です。
薄毛対策に髪にいい栄養素を!食べ物&飲み物メニュー【まとめ】
また、食事はもちろんですが、睡眠も大切です。
充分な睡眠をとることで、
- 健康
- ストレス軽減
- 生活効率を上げる
などの効果が期待できます。
若いから大丈夫!といっても、睡眠不足は静かにあなたの身体を蝕んでいます。
気付かない間にストレスを受けやくなったり、鬱状態になりやすくなるのです。
睡眠は、髪だけでなくあなたの身体を守る大切な時間なので、いくら忙しくても睡眠時間を削るのはやめましょう。
アルコール
「適度な飲酒は身体に良い」という方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は「適量」を超えています。
アルコールの適量は、その人の体質にもよりますが、多くてもコップ1杯程度です。
アルコールを摂取することで、せっかく摂った栄養素が失われてしまいます。
失われる栄養素は、
- ビタミンA
- ビタミンB
- ビタミンC
- ビタミンD
- ビタミンE
- 葉酸
- ビオチン
- カリウム
- ナトリウム
- クロール
- 亜鉛
- カルシウム
- マグネシウム
など、髪の毛の成長に必要不可欠な、亜鉛やビタミン類も失われます。
喫煙(タバコ)
タバコについては、「百害あって一利なし」と言われるように、健康に良いところは一つもありません。
タバコを吸うと血管が収縮され、血流を障害します。
健康・薄毛・美容などすべてにおいて悪影響しかないのです。
ストレスが原因の場合
ストレスで円形脱毛症になってしまう方がいらっしゃるように、ストレスは薄毛の大きな原因の一つです。
どのようなストレスを抱えていらっしゃるかによって、解決方法は違ってきますが、睡眠障害がないのであれば、まずは基本的な生活習慣を整えましょう。
- しっかり睡眠をとる
- 規則正しい生活(決まった時間に起きる・寝る)
- 栄養バランスがとれた食事をとる(規則正しく)
- 身体を動かす(筋肉をつける)
これらは基本的なことですが、すべてをこなそうと思うとなかなか難しいですよね。
「仕事が忙しいからムリ!」と言いたい気持ちもわかりますが、健康な身体・精神状態でないと生活もままならなくなります。
一度心が壊れてしまうとなかなか元に戻せません。
精神科の先生もおっしゃっていましたが、この4つをしっかりこなすだけで、随分変わってきますよ。
年齢的要因
年齢を重ねると薄毛に悩む方も増えてきます。
しかし女性の場合、年齢・遺伝的要因もありますが、
- 今までの生活習慣(積もり積もった悪影響)
- 更年期(ホルモンのバランス)
によるものが大きいです。
若いときは多少無理がきくからと、睡眠時間を削ったり、暴飲暴食を重ねていると、ある程度の年齢になったときにいろいろ弊害が出てきます。
今からでも遅くはありません。
規則正しい生活をして少しでも老化・抜け毛を食い止めましょう。
ホルモンバランスの崩れ
更年期に限らず、生活習慣の乱れやストレスなのでホルモンのバランスが崩れていまうことがあります。
女性にとってホルモンバランスは、健康・美容を左右する重要なポイントです。
そのため、産後に抜け毛が多くなったり、更年期に抜け毛が増えたりします。
病気が原因の場合
- 直接的な病気による抜け毛
- 病気からくるストレスでの抜け毛
- 薬による抜け毛
など、病気の場合は様々な原因が考えられます。
ヘアケア
シャンプーの仕方・ドライヤーの使い方など、毎日行っていることが薄毛の原因となっている場合もあります。
また、オシャレな人ほど、
- 整髪料
- パーマ
- カラー
などを使う機会が多いと思いますが、これは髪と頭皮に大きなダメージがあります。
美容室では「頭皮に優しいカラー」「髪が傷まないパーマ」などと勧められることもあると思いますが、ウソです。
強いて言えば、「髪や頭皮へのダメージが最小限に抑えられたカラー(パーマ)」でしょう。
いくら従来品よりダメージが少ないといっても、きっとあなたが考えている10倍ほどのダメージを受けています。
市販のカラー剤などもオススメできません。
オシャレは危険と隣り合わせなんですね。
紫外線などの直接的要因
顔にはがっつり日焼け止めを塗るのに、頭は無防備になっている人も多いのではないでしょうか?
通常外を歩いていて一番陽ざしを浴びるのは、顔よりも頭(つむじ辺り)ですよね。
髪の毛に守られているとはいえ、頭皮も日焼けします。
髪が薄くなればなるほど日光は直に頭皮に降り注ぐのです!
帽子・日傘などを利用して、頭皮を日光から守りましょう。
乾燥はお肌の大敵
乾燥は内側からのケアも大切ですが、やはり外的要因が大きいですよね。
特に秋・冬はお肌のケアにも細心の注意を払う方も多いでしょう。
フェイスが乾燥しやすい時期はもちろん頭皮も乾燥しやすい時期です。
顔と頭の皮膚は繋がっています。
お肌に気をとられがちですが、頭皮の乾燥対策も忘れないように行いましょう。
また、気を付けたいのはエアコンの風向きです!
季節を問わずエアコンの風が直接あたらないようにしましょう。
私は、会社でエアコンの直風がくる席になってしまったことがあり、スプレー式の化粧水などでフェイスケアはしていたものの、頭皮を無防備にしたため、頭皮の乾燥・フケで悩んでいた時期がありました。
当時は原因がわからなくて、いろいろなケア用品を購入したり、美容院でスカルプケアをしてもらったりしましたが、なかなか改善しなかったのです。
根本的な原因を突き止めないと、ただの一時しのぎになります。
謎の乾燥で悩んでいる方は、日ごろの生活をもう一度チェックしましょう。
冷えは万病のもと
「冷えは万病のもと」と言われています。
女性はただでさえ筋肉も少なく、冷えやすいのです。
身体が冷えることにより、血液の循環が悪くなります。
健康にも美容にも、もちろん頭皮にもよくありません。
また、冷えはホルモンのバランスが崩れる原因にもなります。
さらに、夏のエアコンによる冷えも問題です。
身体を冷やさないことはもちろんですが、寒いところにいても、身体が冷えにくい身体作りも大切ですね。
健康第一
女性の抜け毛は男性とは違い、遺伝的な要因以外が作用していることが多いです。
あなたの身体は、あなたの身体の大切なところ(命に係わるところ)から守ろうとするので、どうしても髪の毛は後回しになってしまいます。
そのため、まずは生活習慣を見直し、心身ともに健康になることが大切です。