津山市(旧:久米町)久米の道の駅「久米の里」には、ZガンダムMSZ-006があります。
実物の約1/3の大きさで、
- 全高:7.0m
- 全幅:3.5m
- 重量:2トン
- 乗員:1名
年に1度の仙人まつりの日、このガンダムに乗ることが出来るんです。
久米の里のガンダムについて
このガンダムは、個人(中元さん)が趣味で7年かけて制作したものです。
ガンダム製作者さんへ10の質問
Q1:製作した動機はなんですか?
巨大ロボットへの憧れというのは小さい頃からありましたし、ものづくりに生きてきた自分にとっては、つくり甲斐のあるものと思い挑戦しました。Q2:このガンダムはスケールモデルではないそうですが?
設定からすると3分の1スケールぐらいになりますが、これはZガンダムの形をした二足歩行型有人汎用機であり、このスケールがベストと考えています。Q3:二足歩行型有人汎用機械とは?
人間が乗って操縦しさまざまな作業に対応できることを目的とした、いわゆる万能機械です。人間と同じように手足を使って作業したり、移動できるということから人間の力を増幅する機械ともいえます。Q4:なぜガンダムのデザインに?汎用機械なら外観にこだわらなくても良いのはなぜか?
全く新しいデザインは思いつきませんでしたので、既にあるものを使わせていただくことにしました。そこで模型雑誌に掲載されていた「藤田一己版Zガンダム」が大変気に入りました。 また、直線的なデザインは加工もし易いと考えた中で、巨大ロボ、SFメカで育った自分としてはなんとしてもこの形で実現したいと思いました。Q5:Zガンダムならば、フライイングアーマー、シールド等の装備は?
二足歩行を目指すにあたっては、なるべく軽量に作りたかったので荷物となる装備は不要でした。また、平和利用のため武器も必要ありませんでした。Q6:なぜこの大きさに?
1、中に人が乗ることが出来る。2、Zガンダムの形を崩さない。3、作ることが可能である。これらの条件から、全高は約7㍍と決定しました。これより小さければ人間が乗って操作できなくなり、大きくすれば強度、運動性、動力などの問題はさらに増します。また、自分の力ではこの大きさが限度でした。Q7:構造はどうなっているのですか?
鋼鉄製の骨格に、FRP(繊維強化プラスチック)の外装、脚部は動かせるように、片足6箇所の関節があります。動力発生源のモーターポンプ、オイルタンクはふくらはぎの部分にあります。Q8:動力は何ですか?
電動モーターで油圧ポンプを回転させて発生した油圧により、各関節に組み込んだ油圧シリンダーを動かします。なお、電源は内蔵バッテリーではなく外部からの供給が必要となります。Q9:操作方法は?
コックピット内にある制御弁を手動操縦して操縦します。レバー1本がひとつの関節に対応しておりますが、将来的には自動制御となり操作も簡単になると思います。また外部の様子はモニター画面で見ることになります。Q10:実際に動くのですか?
現状では動きません。電気配線を行い作動油を入れれば脚を動かすことは可能であると思いますが、本体の支持金具を取り外し歩けるかどうかやってみないと解りません。また、転落防止の設備の問題もあり残念ながら動かすところまでには至っていません。
難しいことはよくわかりませんが、とにかくすごいガンダムなんです!
仙人まつり
2016年の仙人まつりは、4月24日(日)に開催されました。
年に一度のモビルスーツコックピット搭乗が、このお祭りの一大イベントだと思うのですが、それだけでなく、
- 塩乃華織さんの歌謡ショー
- カラオケのど自慢大会
- ビンゴゲーム
などがあり、屋台もたくさん出ていました。
方言に注意
「ひらめ」は、この辺りの方言で、川魚の「アマゴ」のことを指します。
海にいる「ヒラメ」ではありません。
ガンダムに乗るために必要なこと
ガンダムに乗れるのは、先着120組(午前60組、午後60組)です。
午前の部の受付が9時だったので、私たちは7時40分に現地へ行きました。
せっかく行ったのに乗れなかったら悲しいなぁ。と思って早起きして行ったのですが・・・
1番でした。
チケットは1番ですが、正確には2番です。
前日から泊まりで来てた方がいらしたのですが、その方よりも先に並んでしまったんです!
(もちろん、「先に来てらしたのでどうぞ。」と言ったのですが、「順番はいいんです。乗れれば!」とおっしゃってくださったのでお言葉に甘えました。 その方にガンダムについて詳しい話を教えていただいたのですが、途中からわからなくなってしまいました。ごめんなさい。)
私はそういう前日組の方が多くいらっしゃってると思っていたのですが、このイベントももう数年続いているので、一度乗った人はもう来ないのかな?
昨年は9時にはもう60組を超えていたそうなのですが、今年は1度乗ってもう一度後ろに回ってみたら、
もう1回乗れました。
ガンダムの乗り方
チケットを見せます。
OKが出たら、階段を上がります。
入口がかなり狭いので、頭を打たないように注意しながらコックピットに乗り込みます。
125センチの息子でもこの狭さです。
コックピットの中は両サイドにレバーがたくさんあります。
下を覗くと、
配線がいっぱい!
コックピットからチラっ
コックピットの中から見える景色
1組2分30秒はあっという間でした。
これらの写真は2回乗ったから撮れたもので、1回で2人が順番に乗るのは結構大変かもしれません。
スマホだと、コックピットの中が暗いから写真が撮りにくい上に、ガンダムに搭乗できたことに興奮してしまい、後から確認したらブレブレの写真ばかりでした。
名残惜しいけど、降りましょう・・・。
ガンダムの乗るときの注意点
- 1組2分30秒です(思っている以上にあっという間です)
- コックピット内は1人しか入れません
- 1組4人以上は厳しいと思います
※何人でも1組:2分30秒です - 下から写真を撮るのもありだと思います
※写真組が必要 - 小学生未満の子どもは保護者同伴でないといけません
- 9時から配られた整理券番号で集合する時間(乗る順番)が決まります
久米の里へ来るときの注意点
前日から来ていた方が、「こんな場所だとは思わなかった」と言われていたので、今後、遠方からここへ来る方へ簡単に説明します。
- 津山市内は18時以降バスはほとんどありません
※というか昼間もあまりありません - 久米の里は道の駅なので、車がないと不便な場所にあります
- 道の駅ですが夜は閉まっています
(この辺りの道の駅は夜閉まります)
普段は、柵がしてあってこんなに近くで見れないのですが、お祭りの日は特別です。
目の前にマリオット系ホテルがオープン
この辺りに宿泊施設はなかったのですが、2023年に、道の駅隣接の宿泊特化型ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山津山」が道の駅「久米の里」の斜め前にオープンしました。
道の駅「久米の里」
- 住所:津山市宮尾563-1
- 定休日:第一月曜日(祝日の場合は翌日・12/31~1/2)
- 営業時間:9:30~18:00
久米の里名産品
久米の名産品はジャンピー(ジャンボピーマン)です。
久米の里で売られているジャンピーアイス(250円)は、見事にピーマンの味が生かされています。
残念ながら、「ピーマン嫌いの子でも食べれる」というものではないです。
ガンダムだけではなく、ぜひ津山を堪能して帰ってくださいね。