ディズニー映画らしからぬ、重い作品です。
いきなり歌で始まるところを含め、内容も日本人が苦手な分野だと思います。
原作(フランスの文豪ビクトル・ユーゴーの「パリのノートルダム」)に比べれば、ハッピーエンドといえばハッピーエンドなのですが、大人には色々考えるところが残る作品です。
ノートルダムの鐘 The Hunchback of Notre Dame 1996年
主な登場人物
- カジモド
- エスメラルダ (ジプシーの踊り子)
- フィーバス (フロローの護衛隊長)
- アキレス (フィーバスの馬)
- クロード・フロロー判事 (邪悪で冷酷な最高裁判事)
- 3体のガーゴイル (カジモドの友達)
ユーゴ
ヴィクトル
ラヴァーン
主題歌・挿入歌など
- ノートルダムの鐘
- トプシー・ターヴィー
- ゴッド・ヘルプ
- サムデイ
φ(..)メモメモ
- 原作はフランスの文豪ビクトル・ユーゴーの「パリのノートルダム」
- 続編に、「ノートルダムの鐘Ⅱ」がある
ノートルダムの鐘のあらすじ
カジモドは、まだ赤ちゃんの頃に、ジプシーの母をフロローに殺されました。
カジモドも殺される寸前だったのですが、カジモドの母が殺される直前にノートルダム寺院に助けを求めたので、命は助かりました。
しかし、ノートルダム寺院から出ることを禁じられ、鐘つき男として暮らすようになったのです。
ある日、カジモドは言いつけにそむき、街の道化の祭りに参加したのですが、カジモドは見世物のように扱われてしまいました。
カジモドは生まれたときからの病気で、背中が曲がっていたのです。
詳しくは本編で…
ノートルダムの鐘の見どころ
ノートルダム寺院の壮大な美しさと、素晴らしい音楽、そして大人の方には、それらを歴史的背景を感じながら観ていただくとよいかもしれません。
しかし、キャラクターもかわいいとは言い難いですし(唯一かわいいのはエスメラルダが飼っているヤギのジャリくらい)、目をそむけたくなるようなシーンも多いので、あまり小さなお子さんと一緒に観るのはおすすめしません。
差別的表現「せむし」日本はいつまでたっても後進国
ノートルダムの原題は「THE HUNCHBACK OF NOTRE DAME」直訳すると、「ノートルダムのせむし人」です。
「せむし」は差別用語とされているので日本語タイトルは、「ノートルダムの鐘」とされました。
現在もそうですが、つい半世紀前には、いわれのない差別で苦しんできた人がたくさんいたということはよくわかります。
そのときに蔑むように使われた用語なので、当時辛い思いをされた方は聞きなくない言葉であることもわかります。
しかし、そもそもそれ以外に説明する用語がない言葉を「差別」として一切排除するのはムリがあるのではないかと思うのです。
「せむし」は、現在使われている用語で説明すると、「くる病」が背骨にきた病気です。
このお話は、15世紀末パリのお話なので、この時代ならくる病の人も多かったでしょう。
パリのことはわかりませんが、やはり日本同様に障害がある人には今よりも住みにくい時代だったと思います。
カジモドのように20歳まで生きられることがなかったのかもしれません。
しかし、そういう過去のことや現実にある病気について目を背けても仕方ありません。
「カジモド」という名前は、フロローがつけた「出来損ない」という意味です。
そういう面でみても、「ノートルダムのせむし人」は、ディズニーっぽくないお話かもしれません。
ノートルダムの鐘2のあらすじ
新しい登場人物
- マデリン(サーカス団の女の子)
- サルーシュ(サーカス団の団長)
- ゼファー(エスメラルダとフィーバスの息子)
街に来たサーカス団の一員マデリンを好きになったカジモド。
今度こそハッピーエンドになるのでしょうか?
続きは本編で♪
ノートルダムの鐘2について
映画ではないためか、映像があまりキレイではありません。
内容もよくあるチープなものですが、アキレス(フィーバスのウマ)が今回もいい味出してます。
吹替えは、マデリン(宮沢りえさん)、サルーシュ(竹中直人さん)が参加しています。
そして残念な結果に…。
主役は女優さんではなく、声優さんにお願いしたいです。
絵もイマイチ、内容もありきたりなのに、声までこれではまったくおススメできません。
ノートルダムの鐘の予告編【動画】
★★★★☆
中学生以上におススメです。
そしてⅡは観なくてもいいかな?と。
Ⅱは、カジモドが幸せになる姿をどうしても見たいという人にのみおすすめです。
ノートルダムの鐘好きに観て欲しいディズニー映画
ノートルダムの鐘好きのみなさんに、私がおススメしたい映画は、
大人のみなさんには
子どもさんには
です。
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