「子供にお金を話をするな!」
私が子供の頃(35年ほど前)は、それが一般的でした。
確かに、
お金♪
お金♪
お金がすべて♪
となってしまうとまずいですが、お金については、早いうちから勉強するほうがいいと私は思います。
知らずに使うとキケンなものもありますよね。
例えば、
- ローン
- リボ払い
- 連帯保証人
- ツケ払い…
「ローンは借金! 借金は悪!」ということではないのですが、それぞれの仕組みについて知らないで利用するのと、理解して利用するのとではまったく違います。
そもそもお金って何でしょう?
お金の価値は誰が決めているのでしょう?
あなたは答えられますか?
えっと…。
私は、答えられなかったので、子供にも(そして私にも)わかりやすく説明してくれている本を探すことにしました。
子供がお金・経済の勉強をするのにおすすめの本
小学4年生の息子にお金についての理解を深めてもらおうと、ネットでたくさん本を買ってみたのですが失敗した(中・高校生向けだった、おもしろくなかった)ので、息子と本屋さんをハシゴして、実物をチェックして購入しました。
ここでは、
- 購入を迷った本
- 買って失敗した本
- 買って良かった本
など、すべて私が中身を確認した本を、
- 子供が一人で読める本
- 大人と一緒に読む本
に分けてご紹介します。
子供が一人で読める本(マンガあり)
実際に私が購入したもの(1冊)と、購入を悩んだけど買わなかったもの(6冊)です。
お金のこと (学校では教えてくれない大切なこと)
「学校では教えてくれない大切なこと お金のこと」です。
「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズは、1冊1,000円ほどなので気軽にシリーズを揃えることができます。
マンガでわかりやすく説明してくれているのですが、ちょっと簡潔すぎるので小学1年生くらいにオススメです。
物の流れ (学校では教えてくれない大切なこと)
先ほどの、「学校では教えてくれない大切なこと お金のこと」と同じシリーズの「学校では教えてくれない大切なこと 物の流れ」です。
他の本では1冊にまとめられているような内容が、「お金のこと」と「物の流れ」の2冊に分かれているので、結局割高のような気もしますが、本当に何もわからない状態からだと、これくらい簡単に書かれた本のほうがいいのかもしれません。
お金まるわかり(マンガでわかる 一生モノのちしきの宝箱)
「お金まるわかり」です。
小学生向けのお金の使い方・貯め方など、本当にお金に関する簡単な内容がまとめられています。
マンガだけでわかる内容なので、こちらも低学年向けかもしれません。
池上彰のはじめてのお金の教科書 親子で学ぶ絵本
今、いろいろ話題になっている池上彰さんの「池上彰のはじめてのお金の教科書 親子で学ぶ絵本」です。
読み仮名もふってますし、かわいい絵がすべてのページについていて、色・字の大きさがちょうどいいので、活字が苦手な子供でも読みやすいと思います。
子供用なのでそこまで深くは書かれていない(1つの疑問について1ページにまとめられている)ので、読むのが遅いお子さんでもストレスなく読めると思います。
そのため、子供が初めて読むお金の入門本としてはかなりオススメです。
しかも、お金のことだけでなく経済のことについてもふれているので、1冊でしっかり勉強できますよ。
ドラえもん社会ワールド お金のひみつ
「ドラえもん社会ワールド お金のひみつ」です。
ドラえもんの学習シリーズはたくさん販売されています。
詳しくはコチラ⇒「読書が好きになる!本を読むのが苦手な小学生低学年男子におすすめの本」
「ドラえもん社会ワールド お金のひみつ」は、ドラえもん学習シリーズとは少し違うシリーズ、社会ワールドシリーズ・科学ワールドシリーズの中の一冊です。
うちの息子はドラえもん英語シリーズが好きでよく読んでいるのですが、この学習シリーズは書下ろしのマンガがあるわけではなく、文章メインのページと、それに関するようなマンガが掲載されているものです。
そのため、マンガだけ読んで、お金や経済のことについてしっかり学べるというものではありません。
マンガでわかる! 10歳からの「経済」のしくみ(まなぶっく)
「マンガでわかる! 10歳からの『経済』のしくみ」です。
内容はよかったのですが、デザインがあまり好きではなく(色をたくさん使いすぎてまとまりがなく目がチカチカする・空白の使い方が悪く読みにくい)、内容に集中できなさそうなのでやめました。
こどもお金の教科書
「こどもお金の教科書」です。
この本は子供向けですが、マンガではなく字で読むタイプの本です。
お金・クレジットカード・電子マネーについてなど、本当にお金のことについてがよくわかる本でした。
大人向けだけど子供と一緒に勉強できる本
小学4年生用のお金の本を探すのに、
マンガになっているものなら大人用の本でも読めるよね。
と思って購入し、失敗しました。
よく考えたら漢字もそこまで読めないし、内容も大人向けの部分(ちょっとダークな内容とか)もあり、またある程度社会情勢を知らないとわからない単語も出てくるので、やっぱり大人向けの本は「大人向け」です。
私が購入した3冊のうち1冊は、我が家で大活躍していますが、やっぱり子供1人では読めません。
キミのお金はどこに消えるのか
「中国嫁日記」で有名な井上 純一さんの「キミのお金はどこに消えるのか」です。
マンガなので、子供でも読めるかな~。と思いネットで購入したのですが、漢字がいっぱいだし(そりゃそうだ)、小学生には難しいワードがたくさん出てくるので、1人では読めませんでした。
そこで、習い事がない日に、1話ずつ私が隣りに座って読んで聞かせています。
マンガだし、中国嫁さんの台詞を読むときはちょっとそれっぽく読むと子供も喜びます(ただ、私はこの絵が苦手…)。
さらに、先に子ど向けの本(息子の場合は池上彰さんの本)を読んでいるので、
わかった!
インフレってことだよね!
など、子供も楽しく聞いてくれます。
さらに、そこから天安門事件の話になったりと、母は隣りでスマホでいろいろ調べながら一生懸命解説しております…。
行動経済学まんが ヘンテコノミクス
「行動経済学まんが ヘンテコノミクス」です。
これはえらく話題になっていましたし、マンガだったので購入したのですが、よく見たら経済の本ではなく「行動経済学」の本でした。
どちらかといえばマーケティングとかそういう感じの内容で、しかも人間のイヤな部分も出てるし、絵もかわいくないし、小学生には不向きです。
おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密(しごとのわ)
「おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密」です。
マンガ・絵はないのですが、物語形式なので、子供も楽しく読めるかなぁ。と思って買ったのですが、小学生には早すぎたようです。
活字を読むのが好きなお子さんでも、漢字がかなり多いのでちょっと難しいかな。
本を読むのが苦手な大人や、高校生くらいのお子さんにオススメの本です。
買ってよかった本【まとめ】
いろいろ購入しましたが、「買ってよかった」と思った本は、
- 池上彰のはじめてのお金の教科書(子供向け)
です。
お金のことだけでなく経済に関することにも触れているので、いろいろな方面からお金を勉強できますよ。
追記:短時間でお金のことがよくわかる金融庁の動画
金融庁の「小学生のためのハッピー・マネーⓇ教室」です。
フェイスブックにこの記事をあげたところ、お金に詳しい方から紹介していただきました。
これ、ホントおすすめです。
5分弱なので、ぜひお子さんと一緒に見てみてくださいね。
追記2:中学生におすすめの本「13歳からの金融入門」
中学1年生になった息子は、夏休みの宿題である読書感想文で、この「お父さんが教える13歳からの金融入門」を選びました。
この本を読んでから、株に興味を持ったようです。