多読(たどく)
本来の意味は、文字通り「本をたくさん読む」という意味ですが、「英語の本を多く読むことで、英語の上達を目指す」という英語学習方法の一つとして使われることが多いです。
私もNOVA時代に、アメリカの先生に勧められてやってみました!
多読のルール3
英語学習法としての多読は、人によってルールが色々あるようです。
「ルールなんて必要ない!とにかくたくさん読めばいい!」という人もいれば「絶対に辞書を使ってはいけない」という人もいます。
これが正しいルール!
というのはないのですが、一般的には、
- 辞書を使わず読む
- わからないところはとばす
- 途中でダメだと思ったらやめて他の本にする(ムリして最後まで読まない)
この3つが多いようです。
1.辞書を使ってはいけない理由
- わからない単語が出てくる度に辞書をひいていたのでは、内容に集中できない
- 単語の意味を覚えるのではなく、英語の流れを覚えるため
2.わからないところはとばす
- わからない単語や文章がところどころあっても、気にせずどんどん進む
- とにかく英語に慣れる
3.諦める!?
- わからない単語や文章が多すぎて、内容がつかめない
- おもしろくない
- 読むのが苦痛
そうなった場合は、思い切って読むのを止めます!
そして、次の本へと移ります。
私の多読方法
私が、先生から教わった方法は、
- 気に入った本を
- 辞書をなるべく使わないで
- 3回読む
でした。
重要!本の選び方
一番大事なのは、本選びです。
- 読んでみたい本
- まだ読んだことがない本(内容を知らない本)
- 自分のレベルに合っている本
この条件すべてに合う本を見つけましょう!
これが難しい!
読んだことがないのに、読みたいと思えて、しかもその本が自分のレベルにあっていないといけません。
辞書の使い方
- 最初~2回目:辞書を使わない
- 3回目~4回目:辞書を少し使ってもよい
- その後:辞書を使わないで読む
やっぱり最初は辞書なしです。
同じ本を3回読む
同じ本を最低でも3回読む!
3回も同じ本を読むのですから、よっぽど気に入った本でないとムリですよね。
私が選んだ本
チョコレート工場の秘密 Charlie and the ChocolateFactory
私は、当時、話題になったのに映画を観ていなかった、「チャーリーとチョコレート工場」にしました。
辞書を使わないで読んだのですが、実は、この本には最後のページに難しい単語や言い回しの訳がついているんです。
なので、「意味がわからないところは、最後の訳のページにしおりを挟んでおいて、ちょっこっと見ながら読む」という使い方ができます。
えっ?
それは辞書使ってることにならないのかって?
だって辞書は使ってないもんねー♪
(ヘリクツ)
さらに、このシリーズには、おおまかなレベル(TOEIC 400点~など)が書かれています。
「チャーリーとチョコレート工場」は、TOEIC 400点~(初心者向け)なのですが、かなり難しかったです。
多読を体験した感想
初めて辞書を使わず(?)1冊読み終えたときの達成感は、なんともいえないものでした。
ただ、1冊読んだからといって、
- 英語が突然わかるようになった
- 単語をたくさん覚えた
などの実感はありません。
私が最初に選んだ本(チャーリーとチョコレート工場)が、私には少し難しすぎたというのもあると思います。
語彙力が極端に少ないので、わからない単語が多すぎました。
レッスンの度に先生に励まされ、なんとかがんばって読み終えることができましたが、途中で何度も諦めたくなりました。
その後、私はマジックツリーハウス(洋書)に出会い、やっと洋書をたくさん読めるようになりましたが、あいかわらずわからない単語は多いです。
マジックツリーハウス1巻は10回くらい読みました。
実感としては、その頃から英語に対する恐怖感というか、嫌悪感というかそういうのがなくなった気がします。
英語を早く身に付けたいなら、同じ本を何度も読むのがオススメ!
そしてその後も同じ本を3回以上読んでいるかというと・・・
一度読んでなんとなくストーリーがわかると、続きが気になるから次の巻に進んでしまうんですよねぇ…。
そして次の巻をAmazonでポチッとしている私がいる…。
英語・日本語に限らず、本をたくさん読むことで得られるものは多いと思いますよ。
おすすめの洋書
初めて洋書を読む、英語レベル初心者の方は、自分のレベルより2ランク下の本を選びましょう。
途中で挫折したときの敗北感は、自分が思っている以上です。
短くて簡単な本から挑戦するのが良いと思いますよ。
私が挑戦した『チャーリーとチョコレート工場』を出版している講談社英語文庫も紹介しています。
●未就学児・小学校低学年におすすめ「絵本のような英語教材本」
ここで紹介しているのは、Pre1とLevel1ですが、Level3は大人初心者向けです。
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